ランク戦
「分析班一位かよ」
中間報告で知られることになった分析班の脅威を目の当たりにした特務隊。2人を新規追加したことによる戦力増加。まさしくジョンが描いていた道理の特務隊となっていた。
「褒めてる場合か!いずれ殺させるぞ。バカタレ」
黒瀬はカンカンであった。なぜなら最強という座を取られてしまうからだ。不死身で切り込み隊長であるこの黒瀬の玉座を座るのは自分自身しかいないと言い聞かせていた。
「負けてらんねぇーぜ」
黒瀬の心に闘争心がやどる。
「分析班。未だに4人だぞ3対4じゃあ敵わないよ」
「いや俺が全員殺す。いつも通りよ」
「はいはい」
「いつもの3人になったな。星野には申し訳ないが」
ジョンが言う。
「隊長。フェイクの力は次は要注意だ。あれは狙撃手よりも厄介だどっからくるかわからない」
「たしか盗聴のスキルもあるらしいぜ」
「盗聴?無線の?」
「いや、こうゆうたわいもない会話も、聴こうと思えば聴こえるらしい」
「マジかよそんなの反則だろうが」
「いや,現実もそんな感じなんだろうな。よくあんなやつ、入れたな隊長」
キョトンと不思議な顔をするジョン隊長。
「入れてまずいのか?」
「本気になれば、あいつ全員殺せるぞ。いずれあんたも殺されるかもな」
「中佐のことそんなに嫌いなのか?黒瀬。なんでだ」
「どう見たって人間じゃないだろうが。隊長もわかるだろ?」
「差別は良くないぞ。黒瀬。それに中佐は逆スカウトだ。あっちから申し出てきた」
「アメリカ人がよく言うぜ」
「はいはい。隊長も黒瀬もこの話は終わり。試合に集中。星野のためにも戦果を上げないと」
「そうだな」
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