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異世界戦記  作者: トマト
ランク戦
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ランク戦

「とりあえずどこ行く?ジョン」

黒瀬は先頭を走る。3人はかろうじてついていっている。



「あんまり前行くな援護できねぇだろうが」


ネイサンは言う。ネイサンはmg5汎用機関銃を装備で1番重い。だが黒瀬はその重量差を気にはしなかった。とにかく前に出たかったからだ。


狭い路地を侵入する。そろそろd班のリスポーン地点に到着するところだ。まずはd班を潰す作戦にしたからだ。だが全て崩れる。


先に黒瀬は路地を出て大通りに合流するが、その途端。急に銃弾が黒瀬以外の3人に襲う。狙撃だった。


「全員かくれろ!!」


3人は遮蔽物に隠れた。この命中率もしやわざと外しているように思えた。


「頭出すな!!ジャックだ狙撃だ狙撃!!」

ジョンは言う。


「お前ら大丈夫かよ」

黒瀬は無線で言うが黒瀬のの目の前に突然とハンナが現れて着剣して刺してくる。


「一応黒瀬を切り離しました」

ジャックは言う。反撃させないために撃ちまくる。オートマチックでよかったと思う。


「了解そのままa班を引きつけといて黒瀬は俺らがやる」


「くそ切り離すのが作戦かよ」

ネイサンは応戦をするがジャックの居場所はわからないままである。無理に体を出せば、やられるのはわかっている。


黒瀬はハンナとの一対一の攻防になる。ハンナは黒瀬特有である剣裁きの間合いをとり黒瀬を攻め立てる。


黒瀬の意地も炸裂する。ハンナと黒瀬は初めて顔を合わせた。この状況だと互角であるためどちらが勝ってもおかしくはなかった。


「黒瀬ってvrでも強いね」


「当たり前だろ。お前より何年も戦ってるからな」


奇襲をかけたハンナだったが次第に黒瀬に攻撃のポジションを取られ始められ,守りに入ってしまった。


黒瀬はもう少しで攻められたのにここでトムと力達による掃射が始まる。ここで黒瀬は引くしかないと思って引く。


ネイサンは煙幕を焚き、くらました。そこで星野は、高台に登り,ジャックを探した。ジャックを炙り出すかのようにネイサンは機関銃で体を出して掃射する。


ジャックは息を殺してひっそりと隠れているのを見つけた。指はトリガーにかかっておりいつでも打てる状態であった。


星野はすぐさま構え狙いを定める。撃つのに少し戸惑いがあったが先制したのは星野だ。星野が撃った先の弾丸は曲がり、ジャックのスコープに命中した。まだ星野はスナイパーにしては未熟すぎたのであった。


ジャックは命中したと同時にしゃがみ無線で伝える。


「こっちもバレた一旦引き下がる」


「了解b地点で会おう」


ジャックも逃げる。a班とb班の戦いは引き分けに終わった。



b班は逃げるがしかしc班とd班に追われているなんて思わなかった。


c班はドローンを駆使してあたりを見渡していた。

そして、c班は挟撃することにした。


d班はフェイクの能力である空間認識能力を使いa班とb班の戦闘と各班の無線を傍受していたため、a班から離脱するときのルートもわかっており、d班は追撃することにした。


b班はジャック不在の3人。


c班のエラとガブリエル。d班の更科とウィリアム


この不利b班はどう切り抜けるのか、



まず現れたのはエラとガブリエルである。さすが特殊部隊同士、銃撃戦へと展開する。エラとガブリエルは機関銃を持っていなく、火力では不利である。あとは機動力で生かすしかなかった。


ここで更科とウィリアムも到着する。四方八方から狙撃されるb班であった。大通りの真ん中でだ。

敵に発見されやすく、長居はしたくはなかった。


b班は完全に包囲されなように考えるが打開案は考えられなかった。


「これを投げれば、b班もお終い。楽勝ね」

エラはb班に近づく。エラは手榴弾のリングを抜いてレバーを押さえている状態のまま射程圏内まで走る。一気に勝負をつけたかったからだ。




3人はエラが近づいてるのを気づけなかった。これは痛いミスだった。


気づいたのはもうエラが投げてたときだった。


だがここで援軍が来る。


そのまま手榴弾を貫通してエラの胸元まで弾が着弾する。


手榴弾は爆発して、エラは死亡判定が出た。


ジャックは間一髪で助けたのだ。500メートル先からの狙撃であった。


ガブリエルは下がった。はじめてのc班にとっては戦死者である。


「少佐エラがやられました」


「了解すぐさま戻れ態勢を立て直す」



「ウィルどうする攻撃をかけたいんだが?」


「お嬢ここは引き探しましょう4対2ですから」


「了解した」


2人も下がる。だがやられぱなしのb班がガブリエルや更科とウィリアムが逃げるのを見逃すわけがなかった。


追撃する。ハンナと力。狙いはガブリエルだった。


ガブリエルなんとか逃げたが軽症扱いとなってしまった何発かかすったか足に命中したと思われる。


「クソッ我々が劣勢になるとは」

少佐は嘆く。これ以上、好戦的にはなれなかった

チャンスだと思っていた。


更科とウィリアムはd班の拠点に戻る。がしかしa班は奇襲態勢移行していた。


黒瀬は前に出る。同じく更科も前に出た。拠点にしていた家は多目的榴弾が撃ち込まれ忽ち外壁などは崩れ、砂煙をあげる。


「次は命中させてろよな星野」


「わかりました」


ウィリアムは顔を出してジョンやネイサンに応戦するが星野から見ると丸見えで狙いやすかった。

星野はトリガーを引くと同時にウィリアムの頭は仰け反り、キル判定が出た。


「よし次」


だが佐々木とフェイクの姿がなかった。スコープで探すがどこにもいなかった。そうフェイクは星野の後ろに立っていたからだ。星野は殺気で後ろを振り向く。だがフェイクは余裕の笑みで待ち構えていた。

フェイクの空間認識能力は甘く見ていたようだ。

星野の体に異変が起きる。殴られたような痛みの頭痛と鼻血が出る。目からも血が出始めた。


「撃ちなさい」

フェイクはそう命令する。星野の体は勝手に動き、星野は銃口を咥え、自らの手でトリガーを引いた。a班3人の画面に星野の死亡判定が出た。

そしてどこからともなく煙幕が立ち込め、


あたり一体見えなくなっていた。ジョンはあたりを警戒する。急に左からタックルされたように思った。気づけば馬乗りになった佐々木だった。佐々木は拠点一体に発煙弾を仕掛けていたのだ。来るものは一掃する作戦だっからだ。


ジョンは一方的に殴られていた。だがジョンは諦めはしない。体制は変わり,


今度はジョンが殴る番になった。


ジョンは佐々木を捕まえ関節技を決めた。それでよかったのかジョンの脳内の制御は効かずそのまま腕をへし折ったのだ。

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