ある男の転生
これにはご都合主義ならびに主人公無双・現代武器・ファンタジー武器などがいろいろでますので世界観無視の内容だとお思いいただけたら間違いありませんこれらが許せないとお思いの方はお戻りください
プロローグ
その男は戦士だった。
戦場が好きだったわけではないが戦場は男を呼び戻した。
平穏を望み町に戻り友と語らい酒を酌み交わし女と愛を交わすその時間が戦場を忘れるほどにかけがえの
ない時間だった。
だが戦場が男を呼び戻すまるで男を戦場が欲しているように故に男は戦場を愛さなかったそして今男は死
のうとしているその全身に無数の銃弾を浴び傍らには男の友と男が身を挺して守った少女がいた泣き出す
少女に男は笑いかけるともし愛した女が生きていたら俺にもこんな娘がいたかもしれないなと思いながら
戦場に行っている間に男と子供を宿しながら病に倒れた女のことを思いながらゆっくりと目を閉じていく
男を呼ぶ少女と友の声を聞きながら男は意識を手放していった。
「起きるのです強き魂を持てし戦士よ」
「誰だ、俺を呼ぶのはもう寝かしておいてくれ」
「私が起きろって言ってるんだ起きやがれ」
少女の怒鳴り声が男を目覚めさせる体を起こす男が目を向けると少女が怒った顔を男に向けている状況が
分からず、
と惑う男に少女は「ようやく起きたかまずは説明しようお前はあの後あの世界での死を向かえたこれは分
かるよな」
「ああ全身に銃弾を浴びしかも戦場の真っ只中助かる手立てなんて存在しない」
「そこを理解してもらえるなら話を続けようここは転生の場お前の次の人生を決める場所だ」
「そうかならあんたは転生の天使か神様ってところなのか?」
「正解ますますいいね、そこまでの話を理解してもらうのが一苦労なのだがこれは少しは楽ができそうだ
そう私は人に転生する者の人生を選択させる神だまあここで決めるのはお前が次の人生に持っていく能力
なのだがな、それとお前の場合は特典も付く」
「特典」
「ああお前は死ぬまで戦場に身を置きながら戦場に溺れることなくいつも力なき者のため戦い続けそして
少女を守って一生を終えた、強く高潔な戦士だ神である私から見ても尊敬に値するそこでおぬしを見つめ
続けてきた神々の総意によりお前に選択を与えることになった、一つは新たなる命での転生もう一つは今
の自分を保ったままで異世界で肉体を得ての転生だ」
「新たな命てのは記憶を無くしてってことだよな、それでもうひとつの方が記憶は保てるが異世界でってことか?」
「そうさらに分かりやすく説明すれば一つ目は今の能力を素質として持っていくか、もうひとつの方がそのまま能力として持っていくか、どちらもリスクがあるからよく考えるように」
「リスクってどんな」
「それはね一つ目だとすれば自分の素質が分からない当たり前だけどね利点は次の人生は違ったものを目指せる、もうひとつの方はいろいろあるけど最大のリスクは次の人生ではお前が愛した彼女と子供がお前の家族になることは絶対にない地球の転生の輪から一旦外れることになるからね」
「彼女と家族にか」
「ああ戦いの神が今世で幸せにしてやれなかった分のお詫びだそうだほかにもいろいろな神々からお前が今世で得られるはずだった分の幸せの特典がてんこ盛りだこちらでの転生では使えないものもあるたとえば魔力・レベル・スキル・特性・ステータスこれらの力はこちらでは制限されているので使えないが異世界ならば使えるどうする使えない特典は次回の転生まで預かることもできるが」
「今のままではあいつに顔向けできんあいつの遺言は爺さんなるまでせえいっぱい生きて自分が見れなかった世界をあの世で教えてくれだったからな」
「お前が彼女の死後守り続けた世界は遺言どうりだと思うのだがいいのかそれで?」
「あああいつに胸を張って会いに行くため今は世界を渡ろう」
「ははははなんてカップルだお前らは」
「は」
「何ねお前の前に当然だがお前の彼女と子供がここに来たのだよそして二人は転生を進める私に言ったのだよお前が地球に転生する日までこちらの世界で待つとねそして家族で転生しますとねあの人のことだから異世界に渡るだろうからとねよくできた彼女だなそれと彼女から伝言だ異世界に行ったのに家族を増やさずに来たら許さないだそうだつまり自分たちに気にせず家族を作れとさ」
「あいつらしい伝言だ」
「さて異世界に行くなら魂にかけられている制限を解かないとな」
そう言って少女は手をかざすと
「転生を司りし神の権限によりこの者の制限を解除するこのものが本来持ちたる能力・スキル・特性・スキル・魔力・レベルその全てを開放、持ち主たるこの者にステータスを開示せよ」
少女の声に従い男の体が光ると男の体に今まで感じたことのない力がみなぎってくる
少女は微笑むと「さあ制限は解かれた自分本来の力を確認してみるがよい」
男が戸惑いながら「ステータス」と言うと男の前に画面が現れた
名前
年齢 45
レベル 1
HP 500/500
MP 100/100
STM1000
STR100
INT100
DEX200
LUK100
特性
自然治癒S
精神強化S
魔力強化EX
身体強化EX
スキル
武器術EX
格闘術EX
常在戦場EX
戦場支配EX
我流習得術EX
軍師の眼EX
鑑定EX
称号
神々の寵児
不死の戦士
力無き者たちの剣
不正義を打倒する者
武器を選ばぬ者
「さすがだな数多の戦場を戦い抜き生還した戦士見事だ」
「基準が分からんからどの程度戦えるのだこれで」
「文字どうり、持たずとも強いが持たせたら手がつけられん程度だな」
「つまり自重しろってことか?」
「いやいやお前には異世界でも暴れてもらいたいあちらは地球より理不尽がまかりとうる世界だそのため
泣く者も多いそれに加えて数多の人類種に危害を加える獰猛な野獣・魔獣が生息しているお前を受け入れ
たのもそういった脅威に対抗してほしいからなのだ」
「わかった俺の目が及ぶ限り力を尽くそう」
「それでいいそれとお前を送った先に武器が眠っているお前が望めば強い力となるだろう遠慮せずに持っ
ていくがいい異世界の神からのプレゼントだそうだ長く持ち主が居らずに眠っているそうだ、それとわし
からも餞別をやろう」
そう少女が言って再び手をかざすと手から皺が消えていく驚く男に鏡を見るかと身の丈ほどの鏡を出すと
そこに映る自分の姿に男はさらに驚くそれは男が20代のころの姿だった。
「異世界で新たに生きるのに45は無かろうだから若返らせたわしをいい意味で驚かせた褒美だ年齢もきっ
ちり20代にしてあるそこからまた新たに始めるといいそしてまたいつの日か成長したお前でこの場に来る
のだいいな幸せに生きろ思うがままに誰もお前をお前の意思に反して戦場に引き戻すことの無い地でな」
そう言って少女微笑むと男の目の前に扉を呼び出すとその扉を開け放つその扉から放たれる光に目をつぶ
る男の耳に彼女の声が聞こえる「私たちの分まで幸せになってここでみんなで会いましょう、私たちに気
兼ねして一人できたら会ってあげないからねこの馬鹿やろう」
男が消えた後男が愛した女と子供が現れる転生の神は「いいのかああは言ったがおぬし達を同じ世界に転
生させてやることもできたのだぞ」
「ええかまいませんここでずっと見ていましたあの人のことをこの子と一緒にだから今は待つことにしますあの人が胸を張って会いに来てくれるまで」
さて次回生涯の得物となる武器に出会います
形無しの武器
なぜ形無しか、そしてなぜ持ち主が現れなかったのかそれが明かされます