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入学(戦闘) ユウ編5

「と言いたい所だけど 魔法や戦闘の演習を受けてない人にそこまで酷なことはするつもりはないよ」


副会長は倒れこむ僕の前に立ち 先程とは違うテンションで話す


「え? えーと つまり…」


「取りにいっていいよ新しい模擬刀」


「分かりました…」


表面的には冷静に保ち 立ち上がり取りに戻る


よっ…よかったぁ… 素手でやってたら 絶対負けてた

危ない危ない


「…戻る必要ねぇよ…」


そう言い放ったのは意外にも僕の後ろに立っていた青年…アミヤ・エントだった


僕は意外性と意味が分からず「へ?」と間抜けな声を出してしまう


「…使え……」


と差し出したのは僕がさっき持っていた剣より少し長い…つまりエントが最初から装備していた剣だった


「え?…いいの…?」


「…あぁ 最初から飾りみたいなものだったしな……――」


飾り…? 剣を初めて見る子どもじゃあるまいし戦闘の時にほとんど使わないような物をわざわざ装備するか?


「これなら ルール違反じゃないだろ」


エントは副会長に向かって叫んで「まぁ…ルール違反ではないね」と返事をもらった


ルール違反?かなりの格上との戦闘だぞ そんなの気にするか?


「なんで? そんな律儀にルールにのらなくても」


「…はぁ? なに言ってんだ 守れるんだったら 守らないと ルールは!…」


そうなのか?僕がおかしいのか?

王城での現実主義が身に刻まれて格上相手なら多少ルールを破っても仕方ない…という非常識が常識となったのかもしれない…


僕も影響されてたんだなぁ…あそこに…


「…それより この模擬戦勝ちにいくぞ……」


「あぁもちろん 勝つぞ…勝つぞ?…勝つ?…か…つ…?」


エントの発言に…僕は


バカじゃねぇの!!と大声でツッコミ

かった…







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