霊夢、結婚する
どーも、モノの消しゴムです。
またまた博麗の二次創作。
よろしくお願いします。
「ーーーーはい、それでは博麗霊夢さんとーーー」
ここは幻想郷の博麗神社。今日いつもに比べてずっと賑やかだ。それは今日、博麗神社の現巫女、博麗霊夢の結婚式だからだ。
「それでは博麗霊夢さんの親友の霧雨魔理沙さんからお祝いの言葉です」
「えーーと。………」
魔理沙はどうやら祝いの言葉を忘れたらしい。霊夢は苦笑いした。
「…ま、まずおめでとうだぜ。えーー………。わ、私と霊夢は昔からの親友でぇ、えーー………」
魔理沙は頬に冷や汗を垂らしながらぎこちなく祝いの言葉を言う。
「…魔理沙。もう良いわよ。あんたの気持ちは十分伝わったわよ」
「だ、駄目だ!まだ私の言葉は…」
「…あんた泣いてるわよ」
「えっ…」
魔理沙は泣いている事に気付いていなかった。霊夢はそれだけで十分だった。
「…ふぇぇ…。れ、霊夢ぅ、良かったなぁ…」
「なっ、あ、あんた…」
泣いていると気付いて魔理沙はネジが外れたのか泣き崩れた。それをアリスマーガトロイドが支える。
「…はいっ魔理沙さんでした!」
霊夢の結婚式は順調に進んだ。
****
結婚式の打ち上げ。やはりここ博麗神社で行われている。博麗神社で宴は良く行われている。それは異変と呼ばれるモノを解決したらその度に宴が行われていたからだ。しかし、今日の宴はいつもより華やかだ。まず、皆服装が違う。霊夢はいつもの巫女服ではなく、少し豪華な巫女服だ。これは先程、紅魔館の主のレミリアスカーレットから頂いたものだ。
「ったく、泣き崩れて…。こっちまで貰い泣きよ」
「すまん。何か色んな思いがグチャグチャになったんだよ」
「あれがキーだったのかしらね。魔理沙の言葉で皆泣いてたわね」
「咲夜。あんた結構号泣だったわね」
「っ!そ、それなら早苗だってそうじゃない」
「えっ!?…というより皆さん号泣でしたけど…」
「…まぁね」
博麗霊夢、霧雨魔理沙、十六夜咲夜、東風谷早苗で話している。霊夢の旦那はレミリアの妹フランドールスカーレットと遊んでいる。もうすでにボロボロだが霊夢は気にしない。
「…霊夢も、もう嫁か…」
「羨ましいわね」
「そうですね…」
「ふんっ。あんたらも早く結婚しなさい。そのうち死ぬわよ」
「分かってるての」
今霊夢と魔理沙、咲夜は25歳で、早苗は23歳だ。
とある日霊夢は人里のとある男性に一目惚れをする。それが霊夢の初恋だったため霊夢は魔理沙に相談。魔理沙は親友として応援した。そして、魔理沙は出来る限りの事をした。その男性と合わせれるように合コンをセッティングしたり何やら…。
そして、霊夢が一目惚れしてから一ヶ月後。霊夢は思い切って告白する。その男性は勿論っ!と即答したらしい。
「…あの日から6年か…」
「6年で結婚ってなかなか長いですよね」
「そうなのよ!私としては早く結婚したかったのに、あのヘタレはいつまでもグズグズグズグズ…」
「ふふっ。で、一ヶ月前にプロポーズされたのね」
そして、今日結婚式を挙げた。
「あんたらも早く結婚しなさいよ♪」
「うわぁ、ムカつくぜ」
「勝ち組気取りね」
「……」
「…早苗?どうしたの?」
「いえっ、あのぉ」
「あ、そいつ今好きなヤツいるらしいぜ」
「っ!ま、魔理沙!」
「そーなの?早苗?」
「は、はい…」
「どんな人?」
「それは……」
今日も幻想郷は平和である。
年齢とか完全に自己解釈