6.秘める想い
これは…15禁で大丈夫なんだろうか
18禁でなくて大丈夫だろうか…
怖いな…
あの、苦手な方は閲覧注意です!
まじで!
ここで展開がかわりますよ~っ(*^m^*)
だいぶ高校生活にもなれてきた5月下旬、俺は高島とHRまでの時間をもてあましていた。
「――そういやさぁ、昨日の夜中に―――――」
本当に内容の薄い会話だった。まぁ二人とも、それで暇をつぶせているので取り入った問題はない。
その日の6時間目、教科は体育だった。十分休みの間にジャージに着替えなきゃいけなくて、高島と二人、急いでいた。
「なんだっけ、アイツ。体育の教師!」
高島がジャージを羽織りながら俺に聞いてきた。
「南川だろ?」
まったく、それくらい覚えとけよな。
「そーそー!アイツちょっとでも遅れたらウゼーんだよなっ」
慌ただしく更衣室を飛び出し、体育館へ一直線に走る。体育館の扉を勢いよく開け放つ。間に合ったようだ。
「おっしゃ」
隣で高島が小さくガッツポーズをした。
5月下旬ってのはなんとも蒸し暑い。梅雨が近づいているのだろう、とにかくムワムワする。そんな中、バスケをして更に汗を垂れ流す俺たち。さすがに気持ち悪いぞ。
「鶴ーっあちぃよ~っ」
たった今試合を終えた高島が、壁に寄りかかっていた俺の横に来た。
「寄るな、暑いから」
「俺のが暑いしー…てか、鶴田は試合まだ?」
「んー、これの次かな」
「試合してないのにすでに汗かいてるんだな」
「逆にかいてないやついるか?」
座っているだけでこの汗の量。ほんとにつらい。
「ぅへ~。俺は水分補給してこよっと」
ふらりと高島が立ち上がり、体育館外の水道へ向かった。ふ、と体育館の扉を見ると、見慣れた人影が。
神城先生だった。
数学もイタリア語も授業がないのか、暇そうに生徒を見ている。
そのうち、水飲みにいった高島と軽く話をして、去っていった。はて、いったい何をしに来たのか。まじで暇だったのかな。
「はぁぁ。ただいま…」
無人である先生宅に帰宅挨拶をする。鞄をリビングに投げ、そのままソファにダイビング。なんと疲れた一日なんだ。
俺は汗でべとべとな体を無視し、そのままソファで寝てしまった……。
夢を見た。
顔の見えない誰かに、俺はキスをされていた。押し退けようにも身体が動かない。なんだろう、なんだろうと思っているうちに唇は離れた。
誰かはいたずらっぽく笑って「ごめんな」と呟いた。
そこで目が覚めた。
「―――っ」
目を開けると、薄暗い中に先生の顔。至近距離。
「っ先生!?」
先生はパッと俺から距離をとって、目を反らした。とりあえず俺は身体を起こした。
「びびったぁ……お帰りなさい」
「あぁ。ただいま」
先生はソファの横になんだか気まずそうに座っている。
俺はというと、さっきの夢を考えていた。相手はとても俺が知っている人物だった気がするのだが……
「祐樹、今ちゃんと寝てた?」
変なこと聞くから驚いてしまった。どういう意味なのか謎だが、正直に答えてみた。
「うん…まぁね」
なんとなく、唇に違和感があるきがする。夢の中だけじゃなくて、ほんとにキスしたみたいな。
無意識に唇に指を伸ばしていた。
ふと、先生と目があった。
「――――」
薄暗い部屋で先生の顔がいつもと違う事に気づく。
「せんせ…?」
ごく…っと先生が喉をならして俺の身体を抱き寄せた。
「―――!!?」
突然すぎて声も出なかった。強い力で抱きしめられる。
「く…苦しいよ?先生…」
先生は力を緩めようとはしない。そして、ぽつりと呟いた。
「ごめん祐樹、止まんないや」
かすかに震えた声でささやく。
「何――――っ!!?」
いきなり先生が俺にキスをしてきた。先生の柔らかい唇が俺の唇を塞ぐ。
「んっ…んん!」
なにをされているのか混乱している俺に、さらに追い討ちをかけるかのごとく、先生は俺の僅かに開いた唇の隙間から舌をいれてきた。
背筋がぞくりとした。変な感じがする。先生の舌が俺の咥内で蠢く。くちゅ…と唾液が絡む音がする。
「…ん……ふ…っ」
拒む力など、とうになかった。始めは抵抗の意を示していた声も今はただの喘ぎになっている。
数秒たってから、口が解放された。俺は口の端からだらしなく垂れていた唾液を袖で乱暴に拭った。
「なに…してんの…?」
息を荒くして問いかける。先生はいつになく真剣そうな眼差しだった。
「ねぇ…先生ってば!!」
「何してるかわからないほど、
ガキじゃないよな」
「―――え」
言葉に詰まる。何を言ってるのかわからない。
この行為になんの意味があるのかもわからない。
「先生…キスってのは異性とするもんだよ……」
当たり前のこと。そんなの先生だって知ってるのに。
「祐樹さ、俺とキスすんの嫌か?」
先生の切れ長の目が、俺を真っ直ぐに見つめる。
嫌か、と問う前に大前提があるだろう。
「だって俺、女じゃないから」
痛いほどの視線に、思わず顔を背ける。それでも先生は俺から視線を外さない。
「関係ないよ」
先生のその言葉になにも言えなくなる。
だいたい、俺のファーストキス奪っておいて『嫌か?』なんて。どうしろと言うんだよ。
「祐樹」
黙ってる俺に優しく呼び掛ける。しなやかな指が俺の頬に触れた。
「俺を見て」
先生の指が頬から顎にすべり、俺を強制的に先生の方へ向かせる。嫌でも目があってしまう。
なんでこんな、心臓うるさいんだろう。
「俺は、祐樹のこと好きだ」
好き?
いや、俺だって先生のことは好きだ。
でも違う。先生の『好き』は俺の言う『好き』じゃない。この状況だし、バカでもわかってしまう。
「祐樹は?」
優しい声色で問われる。変に心臓が跳ねる。
「わ…っわかんない…し」
自分の顔が熱くなるのがわかった。先生の手に力がこもった。
「俺のこと好きになって」
俺が言葉を発するより先に、再び唇を塞がれた。一度目より深く。間を開けず、舌が割り込む。ぞくぞくと、身体が反応する。
「ふ…っ…んん」
頭が真っ白になる。力が抜ける。なにも考えられなくなる。
先生の舌が、唾液をかきあつめるように咥内をまさぐる。気づけば俺も、自らの舌を先生の舌に絡ませていた。理性ってこんな簡単に崩れちゃうんだね。
口端から垂れる二人の唾液。顎から床に落ちる。
「ん……はぁ…」
音をたてて離れる口。薄暗い部屋で、二人の荒い息づかいだけが聞こえる。
「どうしてほしい?」
至近距離で先生が俺を見つめる。少し悪い笑みを浮かべて。
「どうって…」
目を反らしたいのに、離せない。
「わかってるだろぅ?」
ふ、と鼻で笑うと俺の熱を持ち始めた部分に触れた。
「ひゃうっ」
自分でも吃驚するぐらい女みたいな声がでた。だいたい、先生とのキスでこんなに興奮してると思わなかった。
そんな俺をみて、先生はまた笑った。
「何してほしい?」
もうわかんないよ…
自分がなにを思ってるかも、わかんない。
「じゃあ…」
す、と俺の制服のベルトに手を伸ばす。カチャカチャと音をたて、外し始める。
「ちょっと先生!?」
「いいから。辛いだろ?これ」
するりとズボンを下ろされ、下着の上から自身を握る。びくっと身体が反応してしまう。
自分でしたことは何度もあるけど、他人に触られることなんてないから変な感じ。
「や…ぁ……止めて…まじ…」
力が抜けてしかたない。
「大丈夫。気持ちいいだろ?」
いや、俺が大丈夫じゃないんだってば!
下着の中に手を入れられた。力をこめられ上下に扱かれる。それだけでもう狂いそうになる自分に呆れてきた。
そんななか、先生がふと手を止めた。下着をおもむろに下げられ、驚く。
「なっなにしてんの!止めてよ」
俺の芯をもち、たちあがり始めた部分を、先生は戸惑いなく口に含んだ―――
とりあえず、キリのいいところで今回は…
長くなっちゃったから(^_^;)
続くからお楽しみに(*^ω^*)