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俺の先生  作者:
3/7

2.まさかまさかの…




超展開きましたw

展開早すぎてワケわからんくなってるw

許して

 目が覚めた。カーテンの隙間から朝日がこぼれている。あぁ、朝だ。

 のそのそとベットから這い出る。少し肌寒い。

「ふぁぁ…」

 大きなあくびをして、リビングでぼぅっとしていたとき

「祐樹ぃぃ!マズイことになったぁぁ!おきろぉぉ!」

 騒々しいやつが帰ってきた。



「で?なんなんだ?一体。落ち着いて話せ」

 とりあえず兄ちゃんを着替えさせ、テーブルに座らせる。

「祐樹…ごめんな」

 俯いて呟かれても、中身を言ってくれなきゃ話にならん。

「なんなんだよ。さっさと言えって」

 兄ちゃんは俯いていた顔をあげ、俺をみた。うん、やっぱり眼鏡が似合う男。

「俺、県外にとばされる」

 けんがい…?

 俺は何を言っているのか訳がわからなかった。

「だから…引っ越さなきゃ」

 兄ちゃんが申し訳なさそうに俯いた。今の兄ちゃんに獣耳をつけるなら、横に寝かせた犬耳だなぁ。

「祐樹…お前はS高行きたいよな」

「え、うん」

 しょぼーん。今の兄ちゃんの効果音。なんてな。

「……S高………そうかS高か!」

 あれ。横に寝てた耳が真っ直ぐになった。なにか閃いたらしい。

「お前にぴったりのやつがいる!そいつんとこに住ませてもらえ!」



 冷静に考えてみた。さっきは何を言ってるか訳わからなかったけど。

 要するに、兄ちゃんは会社で県外に派遣?された。で、県外にいくなら引っ越ししなきゃならない。でも俺はS高行きたい。つうか行く。なら兄ちゃんの知り合いにいい人がいる→居候。

「超展開すぎんだろぉぉぉぉぉ!!!!!」

 あ、知り合いと言えば。

 自室のベットでゴロゴロしてた俺は立ち上がり、兄ちゃんの元へ。

「なぁなぁ。神城さんから電話あったの忘れてた」

 もう県外行く気満々の兄ちゃんは、自分の荷物をまとめていた。…俺、また引っ越し?

「ん?そうか!ありがとな」

 兄ちゃんはそそくさと立ち上がり、リビングの電話へ。

 別に、男同士の電話内容に興味はなかったので、部屋に帰る。仕方ないから荷物をまとめた。こういう場合、親に連絡は……いいか。どうせ知らない顔されるし。

 来て1日でまた居なくなるなんて、どんだけ忙しないんだ俺は。

 昨日整頓したばかりの荷物をまとめながら、しみじみ思った。







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