表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『異世界アンチノミー ――翼神の箱庭――』  作者: めざしと豚汁


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

6/116

6.身元不詳

前回の一件で、この塔が現地民に良く思われていないのはなんとなく分かった。

だから、塔のことは口にしないとして――問題は「どこから来たか」と聞かれた時の対策だ。


ここが現代を模倣した世界なら、人以外から情報を得る手段はいくつかある。

だが今は、それすら不明。

少しずつ調査したいが、憎きオートロックのせいでここを拠点にできない以上、飛び出すしかない。


手始めに、遺物漁りが根城にしているであろう街なり集落を目指すしかない。


ロフトの小窓から外を確認すると、塔の裏手は裾野を覆うように針葉樹の森が広がっていた。

肌寒さから虫やヘビの心配はなさそうだが、何が潜んでいるかは全く分からない。


それでも、灰都を歩くのはあまりに目立つし、水源も期待できない。

よって、トレッキングルートに決定した。


森林を選んで正解だった。

すぐに小さな沢を見つけ、塔にあった瓶ですくって飲んだ。

多分、動物のフン由来の細菌を警戒すべきだが、俺は火なんか起こせないし、今は一応“不死身”なのだ。


迷わないよう視界に灰都を入れながら下り続けること半日、森を抜けた。

ここからは荒れ果てた街道跡を歩くしかなさそうだ。


陽が傾き、空腹と疲労で野宿を考えながら歩き続けていると、微かに木の焼ける臭いを感じた。

そしてついに文明――村らしきものが姿を見せた。


「さて、なんと名乗ればいいんだ?」


---


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ