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王子になった俺と姫になったあいつ  作者: リュウ
第1章 前世での別れと今世での再会

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5 sideハリエット(ユウヤ)

私は、ハリエット・フォン・オットーバッハ。

オットーバッハ王国の第一王女として生まれてきました。

お兄様がいらっしゃるので、大きくなったら私は他国に嫁ぐことになるでしょう。

ですが…私は殿方との結婚など考えられません…それは

前世では私は男性だったからです。


私は生まれてしばらくしてから…満一歳のお誕生日の頃から、私の前世というものを思い出してきました。

ニホンという、この世界とは違う世界の小さな国の中の高校という学校に通っていた私は、修学旅行なるもののために乗っていたバスという乗り物で事故に遭い、その時に絶命してしまったようなのです。

今私がいるこの世界は、その折にお友達が見せてくれたゲームという玩具の中の世界に酷似しています。

平民の少女が主人公で、隣国の王子や貴族の子息などが攻略対象なるもので、その少女と王子たちのうちの誰かが結ばれれば幸せになれる…というものでした。

私は、そのゲームの中の「悪役令嬢」という立ち位置にあるらしいのです。

隣国の王子と婚約したものの、王子が主人公と出会って彼女と恋仲になり、私は嫉妬して彼女に意地悪をしたりするため婚約破棄をされてしまう…ということでした。


私はまだ三歳ですが、三歳児にしては大人のような言葉遣いができるのは前世があったためです。

前世に後悔があるかと尋ねられれば、分からないとしか答えられません。

学生時代の楽しい思い出はたくさんありますが、それは毎日の習慣であって、心を揺らすような大きな出来事は特にありませんでした。

仲の良かったお友達はいましたが、私がこの世界に転生したように皆も転生しているなどという都合の良い事は望めないでしょう。

もしもお友達が皆この世界に転生してくれていたとしても、どの国のどんな人に生まれているのかもわかりません。


あのゲームでは、15歳になる年に入学する隣国の国立の学園…私が前世で通っていた高校という学校のような所に通い始めたところから話が始まったはずですが…

そこに通い始めたらお友達の誰かに巡り合えるのでしょうか?

もしそうであったとしても、立場や身分などの違いでお友達づきあいはできないかもしれません。

ゲーム通りだとすれば、学園で出会う前に隣国の王子と婚約することになります。

そして私は王子との仲を深めるため隣国に留学し、王子と共に学園に通い始めるようですが、王子はそこで出会った主人公と愛し合うはずです。


もしそうなっても私はゲームのハリエットのように、主人公に意地悪したりはしません。

主人公が、王子が、愛する人と結ばれるのを邪魔するようなことは絶対にしません。

そんなことをして嫌われたり婚約破棄されたりしたらみじめでしょう。

王子が主人公と結ばれたら、私は喜んでこの身を引きましょう。

そして、もしかしたらこの世界に転生しているかもしれないお友達を探したいです。

マユ、リオ…そして、ハヤト。

ハヤト…どこかに転生してくれていますか…?

会いたいです…

 

ユウヤはもうすっかりハリエットですw

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