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王子になった俺と姫になったあいつ  作者: リュウ
第3章 さらに混乱する学園生活

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3-5 sideレイズ(マユ)

ルイスからの依頼を受けて、早速私たちは行動開始することにした。

「でもねぇ、ハリエット様って最近女子たちからも孤立してる感じなんだよねぇ」

と、アンリエッタがそう言う。

「それは僕も感じてたよ…そういえばルイスがなんか言ってたっけ」

と、私はルイスから少しだけ聞いた、ハリエットがいじめ?みたいなことをされたということを思い出した。

「なんかさ、ルイスのこと好きな女子たちがハリエットを呼び出して取り囲んで云々って」

と私が言うと、

「…それって不敬に当たるんじゃない?国同士が決めた婚約に文句言うとか」

アンリエッタは眉をひそめてそう言った。

「うん、ルイスもそれを言って女子たちをたしなめたみたい」

私の言葉にアンリエッタは

「それが原因で女子たちはハリエット様に近づけなくなったのかもね」

と言った。

そしてアンリエッタはにこっと笑って

「だったら今、ハリエット様は淋しいんじゃない?私たちがお友達になれば、殿下も安心できるだろうし、ハリエット様も孤立しなくなるよね?」

と言ったので、私はうなずいた。

「うん、まずはハリエットと仲良くなるところからだね」


そして私たちはとりあえず、ルイスといる時のハリエットがどんな様子なのかをさりげなく観察してみることにした。

昼休みが終わろうとする時、教室に戻って隣同士に座ったルイスとハリエットは、何か話している。

でも、よく見るとルイスが一方的に話していて、ハリエットはうなずいたり相槌を打ったりしている程度で、自分からは話そうとしていないようだった。

それを見てアンリエッタが小声でこそっと私に言った。

「…なんか、片思いの相手の気を引こうと必死な男子と、迷惑そうに軽くあしらってる女子みたいに見える」

…うん、まさにそんな感じだ。

ルイスのことを好きな女子たちに絡まれたのが原因で、ルイスと距離を取ろうとしてる?

いや、オットーバッハ王国を代表して留学してきたような立場のハリエットが、両国間の関係に亀裂を入れるようなことはしないだろう。

だとしたら、あの態度はいったい…?と私は首をひねった。

するとアンリエッタが言った。

「まぁとにかく、私たちにはハリエット様への敵意なんかはなくって、仲良くなりたいんだって気持ちを伝えてみようよ。そしたらハリエット様のお話も聞けるようになるよ」

前向きなアンリエッタ(リオ)は、ゲームでのアンリエッタそのものだな…と私は思った。


授業が終わった放課後、私たちはハリエットの所に行って声をかけた。

「ハリエット、僕たちとお茶しない?」

と、私が笑って話しかけると、ハリエットは

「あっ…レイズ様と…アンリエッタ様…?」

と、ちょっと不安そうに言った。

するとアンリエッタは明るく笑って

「私、ハリエット様とお友達になりたかったんですけど、ハリエット様はいつもルイス殿下といらっしゃるので、なかなかお声がけできなかったんです」

と、そう言った。

ハリエットはまだ不安そうに

「あの…私は殿下の婚約者なので…その…女生徒の皆様に嫌われているようなのですが…」

つぶやくようにこう言った。

あぁ、やっぱり女子たちに囲まれた時のことを引きずってるんだ…と、ちょっとハリエットがかわいそうになったので、私は思い切ってこう言った。

「実は僕たち、結婚を前提にお付き合いし始めたんだ」


するとハリエットは、ぱっと表情を明るくして

「まぁ…それはおめでとうございます…!」

と祝福してくれた。

いい子だ。

「だからね、ルイスの親友である僕とその恋人のアンリエッタと、友達になってほしいんだ。アンリエッタにも友達らしい友達はいないから、ハリエットがアンリエッタの友達になってくれたらすごくうれしいよ」

と私が言うと、ハリエットは

「よろしいのですか?私…私、お友達ができなくて…ちょっと淋しかったのです」

と、かわいらしい口の前で両手のひらを合わせて微笑んだ。

よし、これで下準備はOKだ。

「僕たちいつも中庭のベンチに座って話してるんだ。よかったらハリエットも来ない?お茶は保温カップに入れてってさ、アンリエッタお手製のお菓子を食べながら話さない?」

と私が誘うと、ハリエットはホントにうれしそうに

「はい…お仲間に入れて下さるのなら…」

と、そう言った。

よし、ハリエットの話聞くぞー!!

 

腐女子コンビを書いてると楽しくなりますw腐妄想してない時でも、親友だから阿吽の呼吸w

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