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異世界転生ワイヤレス転生  作者: 名無しのジンベエ
第一章:Bluetoothは突然に
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第四話    【異世界中型車無双】

今俺は昨日落ちてきたトラックで、ゴブリンを轢いてひたすらに金を稼いでいる。


草原に出現するゴブリンは、攻撃で与えたダメージを100%吸収する謎のスキルがあるが、もちろんトラックにHPなどあるはずが無い。

ゴブリンたちもトラックにメタられるとは思っていなかっただろう。














そんなこんなギルドでこの討伐を始めてから、かれこれ5時間ぐらい運転しているので、トラックは返り血に、染まっている。


「なんなの…?この乗り物!?」


少女はというと助手席に座り血に染まる、現代兵器にドン引きしている。


勿論運転免許は持っていないが、ここは異世界。

警察は異世界にいる俺に注意喚起、ましてや逮捕などできない。





そして大量のゴブリンを討伐し、ギルドに戻った。



「ねぇ君?さっきの兵器はなんだったの?それにあのもちもちした食べ物も…」


「その呼び方初対面の人みたいだからやめない?」


それ3日同じ場所で一緒に暮らしているのに、まだこの呼び方は違和感がある。


「じゃあ、カスで…」


「そこはカスミにしていただけ無いでしょうか…?」


「人の家を破壊する人がカスじゃなかったら、ゴミかしら?」


「…」

なにも返す言葉が見つからない。


彼女は家を破壊されてから、機嫌が悪い。


結局タピオカも、彼女は1日で完食されてしまった。

彼女は大食らいで、1キロあったタピオカは瞬く間に彼女の腹に吸い込まれていったのだ。


「そういえば、君の名前は?」


よく考えると彼女の名前をまだ聞いていなかった。


「えっと…アキ、私はアキです。」


3日間名前を口にしなかった辺り、本当に俺の事をカスだとおもっていそうで悲しい。


「そうだ…俺、魔法が覚えたいんだ!」


「私が知っている魔法なら使えるようにしますよ。」


これは心強い。

とりあえず移動系、それと届くとは思わず携帯の充電器を買い忘れてしまったので、弱めの電気魔法、あとは炎や、目眩まし、回避魔法があれば助かる。


正直そこまでの適正は無いと思うので、大きな魔法は使えなくていい。


現実世界から取り寄せすると、ドライバーも付いてくる。


できれば異世界転生の犠牲は増やしたくない。

なので自立できる程度の力は欲しいのだが


「それではあなたのステータスを見ましょう、これを持ってください。」


水色の石だ…持つと文字が浮かび上がってくる


「ステータスは、見ようとする意志があれば見られますが、これはさらに現在覚えられる魔法を確認できます。」


「なるほど、それでは早速ステータスオープン」


今まで見ようとすらおもっていなかったステータスを確認する。


サクライ・カスミ  男LV3 HP150


職業冒険者


戦技

卑劣

急所率5%アップ

姑息

MP0~10の魔法は連続して打てる

塵の影

足音が失くなる

背後からの攻撃力10%アップ


「こ…これは…すごいです!!戦技が三つ!!」


「強いの?」


「いいえ、どれも姑息で卑劣で微妙です。」


「どこぞの壺の名前みたいだな…」


「ちなみにこれが覚えられる魔法です。」


ファイヤ           MP5


サンダー           MP5


ワープ            MP8


シャドウ           MP10


「さっきの狂気じみた周回で経験値はそこそこたまってますね…」


「とりあえず全部覚えよう」


「待ってください、その前に…」


「どうしたの?」





「食べ物を恵んでください」


俺の異世界転生生活はどうなってしまうのだろうか…

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