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異世界転生ワイヤレス転生  作者: 名無しのジンベエ
第一章:Bluetoothは突然に
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第一話 【異世界はWi-Fiスポットだらけ】

草のチクチクとした感触が膝に伝わり、心地よい風を感じる。


俺は瞬時に理解した、


「異世界!!」


遠くの空には見慣れない生き物が飛んでいる。

空には晴れているのにオーロラが浮かぶ。


だが、この際こんな事はどうでも良い、憧れの異世界に来たのだ、転生!それにひとつやふたつ力を手にいれていてもおかしくない。


「あれだ…あんな殺され方したし…チート能力だったとしても罰は当たらないよな…?」


とりあえず身の回りを確認する。財布とかは無くなっていた…

あっても使えないだろうが…



────?!






ふとポケットに今まで気にも止めなかった、この世界にあるハズのない不自然な硬い感触を感じる


今まである程度落ち着きを持っていた俺もこれには驚きを隠せずにいた。


「───これって……もしかして」



やけに手に馴染むそれを手にする。




「………スマホじゃねーか!?」



急いで見慣れたスマホを覗く…そこで目にしたのは見慣れぬ住所、現在も刻一刻と過ぎていく時計、そして何よりあり得ないのが完全に繋がっているWi-Fiのマークだった…


とりあえず日課のニュースを開いてみる。




      Ever news


⬛◯◯県職員、汚職により─────


⬛税金8%10%の違いを徹────


⬛トラック運転手(48)事故────



 





⬛◯◯市ネットカフェ、強盗にナイフで刺された少年突如消え、失踪



「…これ俺だよな…?」


驚いた事に俺はあっちの世界で失踪したことになっており、今警察が俺を探しているらしい。




彼はしばらく考えた後、

とりあえず今の状況を確認するため、遠くに見える民家に向かう事にした。


その刹那、上空から鳥より大きい何かが近づき襲ってきた。


その姿を観たとき俺は再び衝撃を受けた。


一見何の変哲もないワイバーン、しかしこれは死ぬ前に見ていた友人の作った物語に出てくるお目目が妙にパッチリした、ワイバーンだったのだ。

何故、見覚えのあるモンスターがこの異世界に?





もう一つ思い出したことがある





────このワイバーンは主人公をワンパンした、戦闘能力の高いモンスターだったのだ。

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