壊滅へ
参院選のあとで、日本の農業は壊滅に向かう。
政府・与党がマスコミに報道統制をかけているので、
国民は知らない。
トランプ大統領が来日して、「決着は夏に」と持ち越された懸案の中で、
日本が最も「痛み」を強いられるのは、
農業分野におけるいっそうの市場開放であることは、論を待たない。
アメリカがTPPから脱退する前の合意はすべて白紙に戻され、
日本の農業にとって壊滅的な内容が押し付けられる。
輸入農産物への関税はゼロに。
日本は、自動車等の輸出を保持したいので、
農業は見殺しにされる。
輸入農産物に対する安全基準も大幅に骨抜きされ、
アメリカ産の農産物の輸入は、事実上ノーチェックに。
「零細な農業への予算を軍備に回せ」も迫られ、
アメリカで生産される兵器や武器を、
さらに「爆買い」させられる。
アメリカの農業が天候不順などによって大凶作になった場合、
日本国内の食材価格は急騰。
低所得者の中には、餓死する人たちが出るのは確実。
これが「美しい日本」の進路である。