ここはどこ?
今回が初投稿です!暖かい目で見てくれたらなと思います。アドバイスなどたくさんください!
―ドスッ…ドスッ……
もう痛みすらも感じることが無くなってきた…
「アラタもういいからっ!私のことなんてどうでもいいから、はやく逃げて!!」
何でそんな心配そうにしてんだよ…俺はこっから反撃すっとこだから待ってろよ。
―ドスッ、バキィッ!
「ゴハッ」
あぁ…折れたの何本目かな
「まだやるか?」
そんなの当たり前だろうが!
「ハァ…お前の…こ、攻撃なん、か効きも…しねぇy…(ゴスッ)」
その最後の一撃で、俺は意識がなくなった…
「ハッ、ハッ…間に合うかこれ?」
俺、九条新はごく普通の微オタク男子高校生、そして彼女いない歴=年齢の残念な奴だ。できないんじゃなくて作らないだけだからな?ってか、そんなことより今は遅刻しないよう全力で走ることに集中せねば。次遅刻したら、今回ばかりはやばいからな…
学校が見えた
「危ねぇ、ギリギリセーフだな」
そして、登校時間ギリギリで校門をくぐる
…筈だった
ブワァァァァ…
目の前が真っ暗になる
「うわぁ!ハァ?なんだよこれ!?」
どこからか声がした
「あなたが強き選ばれしもの…?」
何のことだ? そう、声をだそうとした瞬間一瞬にして周りが明るくなった
「なんだったんだ今の…は?!」
端的に言おう、俺は森にいた。
「どうなってんだ?さっきまで俺は学校の前にいたじゃねぇか」
突然のこと過ぎて、頭が追いつかない…というより考えることができなかった。しばらく何もできないまま呆然としていると、何かが聞こえた。
―ザァァ…
微かにだが、遠くで水の音がした
「水の音…川かなんかか?ここにいても何もわかんねぇし…いってみるか…」
水の音を頼りに歩ってみる、音が近くになってきた。
「ここか…?」
―ガサガサッ
茂みをかき分け覗いてみる。
すると、そこには予想通り川と…
綺麗な銀髪の女の子がいた、裸で。
「「え…」」
目が合ってしまった…落ち着け俺、落ち着け俺…ひとまず声をかけてみよう
「イイテンキデスネ」
俺馬鹿じゃねぇの?!別にそんな天気良くないし!ってかやばい、まって、これは…
「キャァァァァァァァァァァァ!何見てんですかぁっ!!」
スパーンと森に響く大きな音を立て、思いっきりビンタされた。あまりの痛みに倒れてしまった
ふと、目を覚ますと隣にはさっきの女の子がいた。(もちろん服を着て)
「あ、気が付きましたか?!…先ほどはいきなり顔を殴ってしまい申し訳ありませんでした…!」
「え?あ!こっちこそいきなり現れて、いきなり裸を見てしまい、なんと言ったらいいか…」
「私が勝手に水浴びをしていたのがいけなかったのです…本当にごめんなさい」
なんていい人なんだ。それに近くで見ると二次元のキャラかと思わせるような可愛さだった
「ところで、あなたはここら辺では見ない顔ですね、服もなんか違いますし。」
「俺か?俺は九条新っていうんだ、あんたの名前も聞かせてもらっていいか?」
「クジョウ、アラタ?おかしな名前ですね。私はこの近くの村に住むシルフ•ダリアと申します」
「シルフ?外国人かハーフか?」
「ガイコクジン?ハーフ??何を言ってるんですか?」
「 え?まって、ここは日本じゃないのか?」
「ニホンってなんですか?ここはミルエラ国の端に位置するアカト村ですよ」
「全然話が飲み込めないんだが…」
どういうことだ…日本じゃないだと…?
「ひとまず、この森は夜になるとなると厄介なので、私の村へ行きましょう。」
何もわからないので、ここは彼女の言う通りにしよう
しばらく歩き、集落のようなものが見えた。
「あそこが私たちの村アカト村です!」
続く…