サモン家始末・二
レンは、フウガの銅像を見上げぼんやりとしていた。今にも動き出して頭を撫でてくれるんじゃないかと思ったが直ぐに思い直した。そこへ侍従長がやって来た。
「やはりここにおられましたか、夜も更けておりますマルス殿下のお部屋へお戻り下さい」
「はい今行きます、じゃあね、おじいさん」
そう言ってレンは、祭壇の部屋を後にした。
翌日、レンは、ヨーゼフ、カツ、シンを連れ侍従の運転する魔導車で郊外にあるフウガ屋敷に向かった。当然マルスも同行する。屋敷は、境界線が解かれ役人三人で管理されていた。ゆくゆくは、フウガ・サモン歴史館として一般に公開するらしい。役人に挨拶をして屋敷に入ったレンは、カツとシンを連れ、真っ先にかつての自分の部屋に向かった。綺麗に整理整頓されている。
「何も変わってないや」
「良い部屋ですね殿様」
と、カツとシンは、部屋を眺めまわした。そして、レンは、フウガの部屋に二人を案内した。ここでレンは、初めてイビルニア人を殺した。フウガとイビルニア人の血の跡は一切残っていなかったが、棚や柱の刀傷は、そのまま残っていた。レンがこの部屋で初めてイビルニア人と戦った事を話すとカツとシンは、神妙に話しを聞いた。マルスとヨーゼフが居る居間に行ったレンは、ヨーゼフだけを連れて今度は、エレナの実家に行く事にした。
「ちょっとエレナの実家に行って来るよ、ここで待ってて」
「ああ、分かった」
マルス達を残しレンとヨーゼフは、徒歩でエレナの実家に向かった。途中、レンを幼い頃から知る近所の者に会った。
「ああ、若様、サモン家の若様じゃ」
と、老婆が突然駆け寄って来てレンの手を握った。この老婆の記憶は、フウガが亡くなった時くらいから止まっているらしい。
「まぁぁぁ大変でしたね、大変でしたねぇ若様ぁお殿様があのような事になって、うぅぅぅ」
と、老婆は、涙を流しレンに話していると老婆の家の者が出て来て老婆を止めに来た。
「母さん、この人達が困ってるじゃないか手を放して、どうもすいません最近特に…ええええ?わわ、若様?あなたはヨヨヨ、ヨーゼフ様?」
「お久しぶりです、おじさん、この辺りも随分変わりましたね、人が極端に減った気がします」
と、レンは、おじさんと呼んだ男に言った。おじさんと呼ばれた男は、あたふたしながらもフウガ屋敷に境界線が敷かれた頃の話しをした。フウガが亡くなってから少しずつだが都に引っ越していく家が増え家は、取り壊され更地が目立つようになった。
「ところで此度はサモン家の事でお戻りになられたのですか?」
と、男がレンに尋ねた。サモン家相続の件は、国中が注目しているようだった。レンは、少し驚いたが手短に説明した。
「では、おじさんもう行きます、僕達の事は内緒にしてね、お婆さんお元気で」
そう言ってレンとヨーゼフは、エレナの実家に向かった。老婆は、レンに両手を合わせて拝むように見送った。エレナの実家近くまで来ると家の前で何やら長い棒を洗っている少年の姿が目に入った。エレナの弟リュウである。
「やぁリュウ、何してるんだい?」
「ん?ああああ!」
と、レンとヨーゼフを見るなり洗っていた棒を置いて家の中にすっ飛んで行った。棒に見えたのは、釣竿だった。今度は、エレナの両親が慌てて家から駆けだして来てレンとヨーゼフを迎えた。
「どどど、どうぞ中へお入り下さい」
レンとヨーゼフは、居間に通されお茶を出された。二人の様子をおどおどしながらリュウが見ていた。父トラヤにちゃんと挨拶したのかと言われリュウがぺこりと二人に頭を下げた。レンとヨーゼフは、にこやかに会釈した。レンは、エレナとの結婚式を来年の春に行う事を伝えた。エレナの両親は、快諾した。
「やっと結婚式をお挙げになるんですね、いやぁ長かったなぁ母さん」
「そうね、やっと娘の晴れ姿を見れるわ」
と、両親は、喜んだ。そんな両親をよそにリュウは、何か言いたげにレンを見つめていた。それに気付いたレンが声を掛けるとリュウがうつ向いたまま喋った。
「あ、あの姉ちゃんは元気ですか?」
「うん、元気だよ、今は城で毎日花嫁修業をしてるよ」
「はい、城中の婆共にあれやこれやと指南されております、拙者の娘がお側におりますのでどうかご安心下され」
と、レンとヨーゼフが答えた。
「そうですか、ところでレン君じゃなかったレオニール様、サモン家の事で今回はこちらに?」
と、トラヤが心配そうに尋ねた。レンは、義父になるトラヤと義母になるタカに昨日の会議の事を話した。トラヤとタカは、どうしてレンとエレナの子供が継げないんだと憤った。以前、コノハ皇女から将来出来るであろうレンとエレナの子供にサモン家を継がせると聞いた事があったからだ。
「ステアゴールド殿がえらく反対してござってな」
「ああ、あのお方ですか、姫君が皇室に入った途端、以前にも増して偉そうになったとか…仕事で都に行く事があるんですがそこで知り合った貴族方が言ってましたよ」
と、ヨーゼフの言葉にトラヤが答えた。
「それは偉そうにもなるでしょうよ、アルス皇太子様の御代になればご自分は皇帝陛下の義父上になるんですよ、私だってレン君じゃなかったレオニール様とエレナがお付き合いを始めたと知った時やエレナがトランサーに言った時なんか今まで馬鹿にして来た連中に散々自慢してやりましたよ」
と、鼻息を荒げてタカが言うとトラヤがこれ以上何も言うなといった感じで手で制した。それを見てレンとヨーゼフは、思わず噴き出した。リュウは、幻でも見ている様な感じでレンとヨーゼフを見ている。
「ところでリュウは釣りが好きなのかい?」
と、レンは、先ほどリュウが家の前で釣り竿を洗っているのを思い出して聞いてみた。リュウは、三ヶ月ほど前から始めたと答えた。友人に誘われたのがきっかけだそうで今では随分のめり込んでいる。
「僕もよくおじいさんと釣りに行ったよ、そうだリュウ学校が冬休みに入ったらトランサーにおいでよ、ジャンパールじゃ釣れない大物が釣れるよ、義父上も義母上も僕達の結婚式の前に是非遊びに来て下さいエレナも喜びます」
と、レンに言われたリュウは、大物と聞き目を輝かせ、トラヤとタカは、普段言われ慣れない呼ばれ方をして照れ臭そうにしていた。後は、雑談となりサモン家の始末が着き次第トランサーへ帰ると告げレンとヨーゼフは、エレナの実家を出た。レンとヨーゼフが帰った後、トラヤ達は、緊張がほぐれたのか椅子にへたり込んだ。
「いやぁ驚いたな…急に来るんだから、しかしサモン家の事が気掛かりだ、お取り潰しを免れれば良いが」
「そうねぇ…一体どこの武家貴族が継ぐのかしらねぇ、おじい様もきっとレン君の子に継いで欲しいと思ってるはずよ」
と、トラヤとタカが話しているとリュウは、まだ外に置いていた釣り道具を片付けに行った。エレナの実家を出たレンとヨーゼフは、来た道を戻っている。途中誰にも会う事は無かったが、急に妙な気配を感じ立ち止まった。
「ヨ、ヨーゼフ今のは?まさか」
「はい、イビルニア人の気配でござる…いやこれは半イビルニア人でござろうか」
二人は、意識を集中させ気配を読み取ろうとした。辺りは、民家が立ち並び空き家も数軒ある。二人は、ゆっくりと歩いた。どこから飛び出て来るか分からないのでいつでも刀を抜ける状態にしていた。
「気配が消えましたな」
「うん、何だったんだろう?」
レンは、気になって仕方がなかったが、とりあえずフウガ屋敷に戻りマルス達に話した。
「何?こんな所で連中の気配を感じた?まさかライヤーの仲間か…いや、あいつは一人働きの殺し屋だったな、まさかこの辺りに殺されるような者が居るのか?」
と、マルスは、フウガ屋敷を管理している役人にこの地域に政治家や貴族など有名人が居るか聞いた。役人は、居ないと答えた。その代りに気になる事を話し出した。何でも最近地方で金持ちの屋敷や貴族の屋敷、別荘などを狙った盗賊団が横行しているとの事だった。
「何ぃそんなのが居るのか、俺は何も聞いてないぞ」
と、マルスが怒った様に言った。役人が慌てて何か言おうとした時、ヨーゼフが気を遣って代わりに言ってやった。
「盗賊如きで殿下のお気を煩わす事を憚ったまででございましょう」
「ふむ、まぁ良い、しかし心配だなエレナの実家もある事だしトランサー王家に嫁ぐ娘の実家に何かあってはジャンパールの恥だ、しばらくこの地域の警備を強化しよう、魔導話を持って来い」
と、マルスは、役人に魔導話を持って来させ直接軍部に連絡を入れ事情を説明し直ぐに警備兵をこちらに送れと命令した。
「俺達も今日はここに残ります殿様、エレナ姐さんの実家の警備は俺達に任せて下せぇまし」
「いやぁ何もカツとシンがやる事じゃ」
「本当に何かあったらテラン兄貴に何をされるか分かったもんじゃありませんからね」
「ふふふ、では二人にも協力してもらおう」
と、レンは、二人の申し出を断ろうとしたがヨーゼフが認めた。マルスは、この申し出を素直に受けた。三十分程してフウガ屋敷に警備兵二十人がやって来た。マルスは、警備隊長に盗賊団の中に半イビルニア人が居るかも知れないと言い驚かせた。
「そこで今日はこの二人に協力してもらう事にした、トランサー海軍のカツ・ブロイ中佐とシン・クライン中佐だ二人はイビルニア人と半イビルニア人の事を良く知っているから分からない者は二人の話しを良く聞くように」
カツとシンが佐官と聞き階級が下の警備隊長は、慌てて二人に敬礼した。レンは、カツとシンに申し訳なさそうにエレナの実家の警備を頼みマルス、ヨーゼフと城に帰って行った。城に帰ると実家から帰っていた皇太子妃アンがレンを見て言った。
「あらレオニール殿、海賊上がりのお二人はどちらへ?」
「アン、海賊上がりとは何です、カツもシンも今やトランサー海軍の将校ですよ」
と、ナミ皇后がアンに言うとあの二人がとわざと驚いた様に見せ、ちらりとレンを見た。馬鹿にしていると感じたレンは、ついカッとなって言った。
「海賊上がりだろうが何だろうが今は立派なトランサー海軍の将校でありトランサー国民です、僕の目の前でトランサー人を馬鹿にするのは止めてもらいたい」
「私は何も馬鹿になどしておりませんわ、ただ…素性の怪しい者を傍に置くのはどうかと思ったまでです」
「もうよい、アン下がりなさい」
と、ナミは、怒りを込めて言った。その迫力に押されたアンは、そそくさと部屋から出て行った。
「アルスッ!妻の教育は夫の務めアンが二度とあのような無礼な事を言わぬようお前からしっかり言い渡しなさい」
「は、ははっ」
と、返事をしてアルス皇太子は、慌ててアンの後を追う様に部屋から出て行った。部屋が急に静かになった。マルスが散々アンの悪口を言うとコノハとカレンも言い出した。珍しくナミがその悪口を聞いている。レンは、皇帝イザヤに盗賊団の話しをした。当然、イザヤは、知っていたが半イビルニア人の事まで考えていなかった。
「何と…我が国に半イビルニア人が居ると言うのか」
「はい、でもその半イビルニア人が盗賊団とは限りませんが居る事は確かです」
「左様、現れたのがエレナ様のご実家付近だったのでカツとシンが警備に加わると言いその様にさせました」
「ふうむ、何も無ければ良いが心配だな」
と、イザヤは、深刻な顔をして言った。
そして、この日の夜遅くにマルスの部屋の魔導話が鳴った。マルスは、警備隊長に何かあったら直接自分の部屋に繋ぐよう言い渡していた。
「何?現れたのか…カツとシンが?そうか良くやった、直ぐにそっちに行く」
魔導話に出たマルスは、眠っているレンとヨーゼフを起こそうとしたが二人は、既に起きていた。レン達は、フウガ屋敷に連行されている下手人達を見に行くため服を着替えた。
「マルス様、こんな時間にお出掛けですか?」
と、カレンが眠い目を擦りながらベッドから出て来た。マルスは、カレンにエレナの実家付近に現れた盗賊団を捕えた事を手短に説明した。
「心配するな、カレン、俺達はカツとシンが捕えた下手人共の顔を見に行くだけだ」
「ふぁい、お気を付けて」
と、カレンは、眠そうに返事をしてまたベッドに戻って行った。マルスは、急いでイザヤとナミに説明しレンとヨーゼフを連れて侍従が運転する魔導車でフウガ屋敷に向かった。屋敷に到着すると庭に盗賊団、十七名が後ろ手に縛られ座らされていた。うち死体が三体あった。カツとシン、警備兵の中に何とエレナの弟リュウが震えながら紛れていた。レンは、慌ててリュウに駆け寄った。
「リュウじゃないか、どうしたんだ?」
「殿様、坊ちゃんが隣の家の異変に気付いてくれたんでさぁ」
と、シンが答えた。リュウは、首を縦に激しく降り返事をした。レン達が城に帰った後、カツとシンは、エレナの実家に行き事情を説明しそれとなく付近の見回りをして過ごしていた。驚いたのは、盗賊団の方で急に警戒が厳しくなり身動きが取れなくなった。それでも何とか隙を見て偶然にもエレナの実家の隣りの家が留守だったのでそこに身を潜める事にしたと言う。
「と、隣の家族は一昨日から旅行に行っていてこんなに早く帰って来るっておかしいなぁと思ったんだ、それで何となくこの人達に知らせたら…」
と、リュウは、言いブルッと身震いした。カツとシンは、盗賊団に気付かれないよう家に近付き家の中に人の気配を感じるや否や一気に家に踏み込んだ。二人の突然の襲撃を受け盗賊団は、混乱し室内戦になった。警備兵達も異変に気付き家に入った時には、盗賊三人がカツとシンによって斬り殺されていて残りの盗賊共を捕縛した。
「リュウありがとう、カツ、シンご苦労さん」
「良くやった」
と、レンとヨーゼフは、カツとシンを労った。警備隊長もカツとシンに礼を言った。カツとシンは、リュウを家まで送ると言い連れて行き、レン達は、盗賊団を乗せる護送魔導車が来るまでの間、訊問する事にした。
「最近、国を騒がしている盗人共とはおのれらの事か?」
「し、知らねぇ、連中とは何の関わりもない」
と、マルスの問いに盗賊の一人が答えた。レンとヨーゼフは、目の前の盗賊共の中に半イビルニア人が居ないか見ていた。昼間に感じた気配を読み取ろうとした。そして、盗賊共の一人を見た時、それを感じた。
「其の方、イビルニアの者だな」
と、ヨーゼフが言った時、盗賊共が一斉に「イビルニアの者」と言われた男を見た。レンとヨーゼフは、座らされている男の目線に合わせるためしゃがみ込んだ。
「お前、殺し屋の半イビルニア人ライアーを知っているだろう」
と、今度は、レンが問うと男の表情が一瞬だけ動揺した様に見えた。レンとヨーゼフは、この男が半イビルニア人であると確信した。
「イビルニア人って…半って何だよ?お前本当にイビルニア人なのか?答えろ!」
と、この盗賊団の頭と思われる男が叫ぶように言った。半イビルニア人は、何も答えずただニヤリと笑って見せた。
「何だ本当に知らなかったのか?なら教えてやる、こいつはイビルニア人と人間との間の子だ、新聞くらいちゃんと読んでたら知ってるだろ?」
と、呆れたようにマルスが言うと盗賊達は、口々にしゃべり出した。イビルニア人と関わった者は、死罪と言うこの世界共通の法を知っていた彼らは、必死になって弁解した。
「ほほ、本当に知らなかったんだよ旦那ぁ信じてくれよ!」
「俺達も本当にこいつがイビルニア人だと知らなかったんだよ」
「分かった分かったから静かにしろ、おお、来たぞ後の訊問は軍部でやる」
と、マルスは、到着した護送魔導車に盗賊団を乗せさせ軍部に連行させた。リュウを家まで送り届けたカツとシンが戻って来たのでレン達も城に帰る事にした。
朝、イザヤは、カツとシンの活躍を聞き大いに喜びレン達を皇族の私室に招いていた。
「此度は良くやってくれた礼を言うぞカツ、シン」
「へへっ、滅相もありません、お礼ならエレナ姐さんの弟さん言ってやって下さいまし、俺達はただ捕まえただけでさぁ」
「あんなの大した事ねぇです」
と、カツとシンが神妙に言った。アンは、夫アルスの隣りで何か言いたそうに二人を見ている。
「さすがは海で鳴らした腕だね、今朝方警備隊長から話しを聞いたが隊長達が家に踏み込んだ頃には粗方片付いていたと聞いたよ、レン良い家臣を持ったなぁ、そうだ父上カツとシンに何か褒美をお与えください我が国の賊を退治してくれたんですよ」
と、アルスがにこやかに言った。イザヤもうんうん頷きそうしようと言ったがカツとシンが辞退した。
「軍人なのですから賊を召し捕って当然でございましょう、褒美を与えるほどでもありますまい」
「義姉さん何てこと言うんだ!」
と、マルスがアンの言葉に激怒した。アンは、涼しい顔をして左手の中指にしている指輪を見ている。
「アン、そなたの最近の言動は目に余るものがあります、アルス、アンを連れて下がりなさい」
と、ナミに言われアルスは、アンを連れ素直に部屋から出て行った。ナミは、アンの代わりにカツとシンに詫びた。アンを自室に連れて行ったアルスが戻って来て妻の非礼を詫びた。
「とんでもねぇ、俺達は気にしてませんから」
「ところでアルス殿下、アン殿は皇室入りした時からあんな様子だったのですか?」
と、レンは、アンの様子がマルスの結婚式の時、初めて会った時と随分印象が違う事に気付き尋ねた。高飛車な感じは、変わらないが今よりずっと印象は良かった。アルスの話しでは、マルスの結婚式の後、アンが父ステアゴールド公爵の病気見舞いに実家に帰った事がありその後、以前にも増してマルスやコノハに対しての小言が増えたと言う。
「何があったんだろう?」
「さぁな知るかよ、あの女のおかげでこっちは窮屈でならねぇ皇室入りした時はまだましな方だったがここんとこ特に酷い、実家で変な物でも食ったんじゃないのか?」
と、マルスが吐き捨てる様に言った。レンは、先ほどアンが中指にしていた指輪をうっとりとした目で見ていた事が気になって仕方がなかった。




