バカップルとバカと私
私には3人の幼なじみがいる。
超美少女で、今時女子な愛莉。
超イケメンな愛莉の彼氏、健斗。
イケメンなのに、何か残念な周司。
そして、女なのに男に間違われる私、澤本春。
そんな私の日常。
右に美少女、左にイケメン、前にもイケメン…
神様は何故、自分をこんな席にしたんだぁぁ~~!!
と、嘆いているのは私。澤本春であります。
しかも…
『うぅぅっ健ちゃんが遠いよぉっ!!』
『ばーか、ほらっ手伸ばせば届くだろ?』
「…」←私
私の横の席の二人はカップルです。
つか、私の前でそんなことすんなや。
『ちょっと、春ってば何て顔してるのよ!別にいーでしょう?』
いや、良くないから。
「近くがいいなら、席変わるっつってんじゃんか。…てゆうか、いつまで手繋いでる気?」
『えーっだって、そんなことしたら授業に集中できなくなっちゃうよ?』
はぁ?
『なんで集中できなくなっちゃうの?』
『…っだって……『何?』…健ちゃんがかっこよすぎてっ//』
……はーい、無視!
『てめーらさっきから、ピンクオーラ振り撒いてんじゃねぇぞ!つか、うっせぇんだよ!』
お!仲間か!?
『おいおい周司!羨ましいからって、そんな事言うなよ』
いや、真顔でそんなこと言うなよ、健斗君。
「こんな奴らと、何で幼なじみなんだろう。」
そう、実はこの3人小学校からの幼なじみ。
『うん、それについては俺も同感。』
『「はぁ~」』