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Valkyrie Aile-繋ぎたい手と手-  作者: 雪代 真希奈
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プロローグ

著:まきずし(2022年11月14日以降より、ユーザー名を『雪代 真希奈』へ変更させていただきました。前書き、及び後書きなどで『まきずし』の名義と『雪代 真希奈』の名義の両方がございますが、著者は同一人物でございます。ご了承ください)

兵器監修:シロクマ



読んでくださる皆様へ


はじめましての方ははじめまして。

以前から読んでくださっている方はお久しぶりです。

まきずしです。また皆さんと作品を通してお会いできること、とても嬉しく思っております。

さて、読んでいただく前に、いつものように下記の注意事項をご確認いただければ幸いでございます。


・この物語はフィクションです。実在の組織、史実の出来事、実在の人物などの描写が含まれますが、現実のものとは一切関係はございません。

この作品は著者のオリジナル作品になります。作品の無断転載、無断での売買など、著者が著しく不利益を被ることはご遠慮ください。

・このお話は、一部、史実の出来事や、その中においての逸話を参考に制作している部分がありますが、歴史上の出来事の全肯定、あるいは全否定や、当時の思想等に傾倒する意図はまったくございません。読者様方はそのことをよくご理解の上で、あくまでも創作物としてご覧いただけますよう、お願いいたします。

・この物語は実在の兵器の名称が用いられているものとなりますが、各兵器の情報は2021年12月16日現在の情報を元に制作しております。そのため、今後ご覧になる方々には、見ていただいた時間及び時代によっては異なる記述となる場合がございます。そのため、このお話の記述は、あくまでも制作時点においての情報としてお楽しみいただければと思います。

・この物語における兵器の情報は、基本的な部分は監修者のアドバイスに従っているため、非常に正確と言える情報となっておりますが、物語の性質上、筆者の考える想像に沿った描写がございます。その点、ご了承いただければ幸いでございます。

・この物語『Valkyrie Aile-繋ぎたい手と手-』は、『Valkyrie Panzer-守りたい笑顔-』より始まった、『ヴァルキリー三部作』の二作目で、前作の最終章とエピローグの間の時間の中での出来事を描いたお話です。

あらすじにも記載いたしましたが、こちらのお話だけで完結するものではあるものの、前作をご存じであれば、さらに楽しめるであろうものとなっております。ぜひ、ホーム画面より、併せてご覧いただければ幸いでございます。


また、今回より、書き上げたところから投稿してみるという形にしてみました。私の一身上の都合もあり、続きを投稿させていただくのが遅くなってしまう可能性もございますが、どうか、温かい目でご覧いただければ幸いでございます。



では、お話の方、ぜひお楽しみください。

「-------私…蒼天 (そら) のことが好きだった…ずっと…。」

 

 中学校の卒業式の日。彼女は真っ赤な顔で、俺にそう言った。

 お隣さんとして、出会ってからずっと、長い間一緒にいた幼馴染。

 義務教育が終わり、同じ学園への進学が決まっている俺たち。

 しかし、環境は間違いなく変わる。

 それを知っているからこそなのだろう。彼女のことを知っている俺でも…いや、彼女のことをよく知る俺だからこそ、今、彼女の心に蠢いているはずの気持ちは、痛いほどに理解できた。

 …今までと同じ関係を選ぶか。それとも、踏み込んだ関係になりたいと願うか。

 彼女は、後者の意志を持って、俺に気持ちをぶつけてきている。

 

「------俺で、いいのか?」


 俺は、そんな声を出していた。

 

「---いいの。私、蒼天がいいの。ずっと一緒にいてくれたから…蒼天じゃなきゃ嫌なの。」


 彼女の言葉に、俺の心が跳ねる。

 俺にも、彼女のように、ずっと心に持ち続けた気持ちがある。

 彼女にここまで言わせた以上…もう、我慢はいらない。

 …答えは、一つだ。


「…俺もだ、アン。」


 -----笑顔の中に零れる、彼女の嬉し涙。

 胸に飛び込んでくる彼女を受け止めながら、俺は彼女と共にいる未来を見据えていた---



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