第8話 種類と四獣神
「なるほど、種族によって契約する方法が違うのか。」
まず、契約にはある言葉を唱えることが必要だがそれは種族によって異なる。
そして、契約には【互いを信用する】という条件がある。
まあ、俺には問題ない条件だな。
唱える言葉もその契約する生き物が教えてくれるので、覚える必要はないらしい。
そして、その契約する召喚獣に名前を与えると、契約成立になるらしい。
まあ、実践あるのみだな。
次に、この世界の生き物についての本を読んでみた。
「この世界にはいろんな生物がいるな。」
この世界は、生き物にもランク付けされている。
まあ、人間のSS、S、A、B、C、D、Eと同じ分け方だった。
ただ、数えきれないほどたくさんの種族がいるため覚えることは不可能だろうな。
しかし、強い生き物は違う呼び方をされているみたいだ。
【神獣】【幻獣】【その他】に分けられていて、神獣の中でもこの世界を守ってい
るといわれているのが、【四獣神】といわれる四体の獣だ。
ドラゴンの街にいる【最強のドラゴン】
世界最大の火山に住む【不死鳥フェニックス】
大森林の森の番人【魔法使いエント】
幻の狐の霊【幻の霊弧】
これが最強の神獣と呼ばれている。
【四獣神】は世界を守っているともいわれているが逆に、世界を破壊できる生物と
も言われているらしい。
今までこの四体の生物を召喚獣にした人間はいないらしいが、俺はしてみたいと思
ってしまった。
まあ明日行ってみたいけど、その前に試しに契約をしておきたいな。
そうだ、丁度近くにいろんな生き物がいる森があるな。
『明日行ってみるか。』
まず今日は寝よう。
と俺は思ったが、その前に
「お父様!」
「ん?どうしたアラン」
「あの、一つお願いしたいことがあるのですが」
「言ってみなさい。」
「この書庫の鍵を僕に貸してはもらえないでしょうか。」
「どうしてだ?」
「あの書庫の本を全て読みたいと思ったので」
さすがに今日一日じゃ全て読むのは当然不可能だ。
なので、ダメもとで頼んでみたのだが...
「まあよかろう。アランが私に頼んでくるのも考えれば初めてだからな。」
「本当ですか!?ありがとうございます!」
あっさり貸してもらえた。
そして、次の日の朝。
「さて、行くか。」
森に入る準備も整ったし、ちゃんとお父様とお母様にも言って許可は貰った。
まあ散歩といったが...問題ないだろ!
「どんな生き物がいるかな~、楽しみだ!」
そういってアランは森の中に入って行った。
ガサッガサッ...
「人間の匂いがする」
「うん、侵入者だね」
今回も無事投稿ができました。
次回は、4月1日です。
これからもよろしくお願いします。




