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最強王子は力を隠したい  作者: シュウ
第2章 騎士団編
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第28話 少女と依頼

大きな、とても大きな城に緊急放送が鳴り響く。


「現在、一人の少女が脱獄した。特徴は、背が小さく黒色の短髪。見つけ次第捕獲

 しろ。殺すことは許さん。殺したら、死ぬと思え。」


そう放送が鳴り響いた。

それを聞いた、人とは言えない存在達。

モンスター達が動き出した。


大きな起動音が、鳴り響いた。

モンスター達は、ある部屋に入った。

そこには、円状の魔法陣が書かれた上に立つ少女がいた。

とても強い光が、モンスター達を襲う。


「...待て!」


その瞬間、目の前から少女が消えた。



―——— 数時間前 ——————



アランは冒険者ギルドに来ていた。

最近、あまり顔を出していなかったため少しは行ったほうがいいと思ったからである。

丁度いいので、そこで効率のいい依頼を受けちょっとしたお小遣いも稼ぐつもりである。


受付に行くと、一人のお姉さんが対応してくれた。

というか、前の冒険者ギルドに来てからずっとそのお姉さんに対応してもらっている。

四人組と戦った時に対応してくれた、お姉さんだ。

名前は、【アンジー=ステイル】という。

どうやら、俺専属の受付係になっているらしい。

名の通ったパーティーを倒したことがでかいのだろう。

引っ越したのだが、アンジーさんもこちらに転勤になったらしい。

やり過ぎだと思うが、よくあることなのだそうだ。

結構美人なので、俺的には嬉しい。


「お久しぶりです。」

「どうも、お久しぶりです。最近顔を見なかったのですが、何かあったんですか?」


いきなり痛いところを突いてくる。

受付の仕事をしているためか、アンジーさんは結構感が鋭い。


「まあ、少し家の用事があったので。」

「そうなんですね。今回は何の依頼を受けますか?」

「できれば、Eランクの討伐クエストをお願いします。」


あまり詮索を入れないのも、受付の仕事なのだろう。

ちなみに俺の今のランクはEだ。

本当は、最初のランクはGなのだが強いパーティーに勝ったためEランクかららしい。

ギルドの支部長は、もっと上げてもいいと言っていた。

しかし、これ以上上げてしまうと上の人に目を付けられるらしいため断った。


周りの冒険者達も、俺が依頼を頼んでも何も言わなくなっていた。

ただ、引っ越した後も言われないのは疑問に思ったが。

アンジーさんが言うには


「そりゃあ、小さい子供が4人の大人に勝ったら有名になりますよ。」


と軽く言われた。

どこまで俺の噂は広まっているんだろうか。


【辛い...。】


そんなことはさておき、Eランクの依頼を受けることができた。

対象は、レッドウルフの素材40体分だそうだ。

今回は、結構簡単そうだ。


近くの森に、付き着々と素材を集めた。

そして、夕方になり日が暮れたころに依頼を終えた。

しっかりやれば、すぐに終わるのだが最近忙しかったので、散歩しながら終えた。


「さてと、そろそろ帰るか。」


そう思った。

その時、近くの茂みからとても強い光が発せられた。

そして、その光はすぐに収まった。


「...いったい何だったんだ?」


その茂みを見てみると、ひとりの少女が倒れこんでいた。

少し遅れましたが、今回も無事投稿することができました。

読んでくださりありがとうございます!

最近、諸事情により忙しくなってきたため

これからの投稿は、数日遅れることがあるかもしれませんが

やめはしないので、気長にお待ちしていただけるとありがたいです。

次回は、1月1日に投稿する予定です。

コロナには皆さん気を付けてください!

これからもよろしくお願いします。

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