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最強王子は力を隠したい  作者: シュウ
第1章 世界の説明編
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第20話 開始と停止

ステヒムとアランは広場で向かい合う。


「それではこれから、戦闘訓練を始める。両者握手を。」


そして、握手をするのだが...。


「まあ、せいぜい頑張りたまへよ。下民。」


と、言われた。

(こういうやつは、本当に嫌いだ。)

どう対処しようかと考えていると。


「それでは、訓練開始。」


と、合図が出された。

ステヒムの武器は、見た感じ長剣らしい。

しかし、能力がわからない以上迂闊に手は出せない。

本気を出せば、力技で何とかなるがそうすると目立ってしまう。


「神器を使うと斬ってしまうし、かといって魔法も魔法で...。」

「怖気づいてしまったか、下民よ。まあ仕方のないこと、なぜなら私が相手なのだから」


(なんかほざいてやがる。いっそ殺してしまおうか...。)

と、考えはしたが心のうちに収めておく。


「それでは、いかせてもらう!」

「はぁ、やりますか。」


両者が同時に動き出す。

しかし、その瞬間


【ドーン!】


と大きな爆発が街の中で起きた。

生徒たちが、なんだなんだと騒ぎ始めた。

もちろん訓練も停止している。


「一時訓練を中止する。各自教室で待機していてくれ。」


そういうと、リカルド先生は急いだ様子で職員室に向かう。

皆もそれぞれで、教室へと向かった。


数分後、知らない先生が教室へと入ってきた。

話を聞くと、魔物などによる大規模戦闘が始まったらしい。

この学校の生徒にも戦闘に参加せよとの命令が下ったそうだ。

ただし、それぞれ学年ごとに集団行動をし、先生が一人付くとのことだった。

戦闘に協力してほしいが、決して死ぬことのないようにとのことだ。

皆それを聞き、怯える者、嬉しがる者、一切変わらない者がいた。

(まあ、この戦闘で役立つのは一切変わらない者だろうな。)


時は数分経ち、皆小走りで移動している。

体力温存のため、全速力では行かない。

まあ中には、その意図が分かっていない奴もいるが...。


数分移動し続けていると、焦げ臭い匂いが漂ってきていた。

そして、戦闘場所についた。

そこを見た瞬間、生徒たちは皆恐怖していた。

それもそうだろう。

あたりは火の山。

そして、そこら中に沢山の血液や死体があるのだから。


今まで嬉しがっていた者や、調子付いていた者全員が恐怖した。

気絶しそうになる者もいた。

ちなみに、アランは全然平気だった。

理由はわからない。

小さいころから動物を狩っていたので、慣れてしまったのかもしれない。


その時、いきなり先生が前に出る。


「これが、戦場だ。無理して戦わなくてもいい。これを見るだけでいい経験になる。

 それでもついてくるという奴は来い。」


そういい、先生は前に出た。

そして、数人無言で付いていく。

数人は、膝をついたり帰ったりしたものもいた。

ちなみに、アランは前者の数人だった。

今回も無事投稿することができました!

読んでくださりありがとうございます!

前回の後書きで次話予定登校日を3月1日と書いていました。

申し訳ありません。

次回は、5月1日に投稿する予定です。

これからもよろしくお願いします。

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