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最強王子は力を隠したい  作者: シュウ
第1章 世界の説明編
13/31

第12話 挑発と開始

血の表現やグロい表現はありませんが、骨が折れる表現はあります。

一応、痛々しい表現かもしれないので配慮の上お願いします。

訓練場に行くと続々と観客も集まってきた。


(訓練場は観戦もできるのか。)


若干邪魔だと思いつつも、俺は軽く準備体操をする。


「おい、ガキ。最初は誰と手合わせしたい?何なら一人だけにしてやってもいい

 ぜ?」


そう彼らはクスクスと笑いながら言ってくる。

きっと、一人でもボコボコにできると思っているのだろう。

だが、そんなこと1ミリも考えていなかったアランは言う。


「え?あんたら四人でかかってくるんじゃないの?」

「は?」

「まさか君、私ら四人相手に一人で勝てると思ってるの?」


一同は唖然としたような顔でこちらを見てくる。

それに追い打ちをかけるようにアランは言う。


「そのつもりだったけど?逆にあなたたち四人で来たとしても相手にすらならな

 いと思いますし。」


その言葉を聞き、どんどん彼らの怒りが増していく。


「このクソガキ...調子に乗るのも対外にしろよ。」

「絶対に殺してやる。」

「死んでも文句を言うなよ?...」


この戦いは殺しもいいのだろうかと思いながらアランは準備を終える。

受付のお姉さんは心配そうに少し涙目でこちらを見ている。

多分俺が勝つなんて考えてもいないんだろう。


「さて、じゃあ始めましょうか。」

「...。」


彼らは何も言わずにこちらを睨みつけてくる。

きっと怒りが頂点にまで達しているのだろう。

それをアランは笑みを浮かべながら見ているのも原因の一つだろう。

そして、受付のお姉さんが元気のない声で試合の合図を始める。


「それでは...これより試合を始めます。」


もともとは試合になるはずではなかったのだが、流れ的に試合になってしまった。

そして、受付のお姉さんの合図と同時に試合が始まった。


「それでは、試合...開始。」


開始とともに彼らのパーティーの男1人が動き出す。

見た目的に戦士のようなものだろう。

一気に距離を詰めてくるのを見ると、十中八九魔法を使わず神器を使うはずだ。

女性も少し遅れて1人動き出す。

この時点で動いていない男女2人は魔法を使うのだろう。

バランスのいいパーティーだ。


(まあ、俺にはバランスなんて関係ないけど...。)


そして、戦士のような男が剣を突き刺してくる。


「死ねー!」


もう殺す気満々のようだ。

しかし、すぐに決着はついた。

それも、誰も予想をしていない結果に。


「さて、始めるか。」


最初に突っ込んできた男が剣を突き刺してくる。

すると、一気に加速した。

これで魔法を使わず神器を使うことが確定した。

そして能力は攻撃全て、もしくは突きだけ加速するかだ。

ただ、俺には関係ない。


まず剣の中心を左の手のひらで触れ、自分の中心から逸らす。

剣は、アランの右側を通過していく。

戦士の男は呆気にとられた顔をしている。

そして、そのままその男の手首を右腕で抱え込み左手で男の肘を思い切り押す。

そうすると、腕は普段と逆側...。


【つまり腕が折れる。】


この時点で、男が叫ぶがそれも気にしない。

男の折れた左手を、氷魔法で一気に固める。

これで、もう一度剣を持つことはまずない。

そして、男が落とした剣を上に放り投げ男の足を蹴る。

男が倒れこむのに合わせて、俺も後ろの三人から隠れるように倒れる。

この時点で後ろから、双剣使いのような女が来ているのが見えていた。

アランは、ここまでの工程はわずか2.5秒で終わらせた。

今回も無事投稿できました。

次回は9月1日に投稿予定です。

これからもよろしくお願いします。

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