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最強王子は力を隠したい  作者: シュウ
第1章 世界の説明編
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第9話 恐れと名前

「結構歩いたな...」


いろんな生物はいたけど、強いのはいないんだよな。

でも妙なのことが一つある。


あまりにも生き物が少ない。


なぜこんなにも少ないのだろう。

異変か何か起きているのか。


ガサッガサッ


「誰かいるの?」


そういうと、森に響いてるような声で話しかけてきた。


『侵入者よ、これ以上森の中に入るな』

『これ以上入れば我らが貴様を喰ってやるぞ』


男性のような声と女性のような声が聞こえる。

この森の主なのだろうか。


「なあ、姿を見せてくれないか?」


『それは無理だ。我らに危険が伴う。』

『まあ、姿を見せてもいいがその時はお前を殺す。』


何か人間にされたのだろうか。

そうでなければこんなに警戒はしないだろう。


「じゃあ、この森に入らせてもらうね。」


『貴様!』

『いいだろう、お望みどうり殺してやる。』


さて、どんな生き物なのかな。

そう考えていると、木々の中からたくさんの狼がでてきた。


「我らの忠告に逆らうとはな。」


『狼だったか、かっこいいな。』


「白い狼と黒い狼が俺に話しかけてたのかな?」

「ああ、そうだ。」

「しかし、狼とは少し違う。」


狼じゃないのか。

狼に似た生き物。


「そうか!お前ら二体はフェンリルか!」

「察しがいいな。そのとうりだ。」


『白と黒のフェンリル。かっこいいな。そうだ!』


「ねえ、白と黒のフェンリルさん。俺の召喚獣にならない?」

「いきなり何を言い出すかと思えば。」

「なぜ、貴様に仕えなければいけないのだ。」

「所詮まだ子供。そんな弱い奴に仕えるわけがない。」

「まあ、安心しろ。苦痛なく噛み殺してやる。」


こいつらは俺が弱いと思ってるんだな。

普通の狼も百匹くらいいるし、丁度いい。

試してみよう。


「俺が強いとわかればいいんだな。」

「何をする気だ。」

「大丈夫、ただの威嚇だよ」


威嚇と言っても、体は動かなくなると思うが。

なんせ、俺が今からやろうとしてるのは


【殺気】


なのだから。


「お前ら全員【殺してやる】」


アランがそう言った瞬間、周りの狼全員が重力に押さえつけられるような感覚に

陥った。


「な、なんだこれは!」

「足の震えが止まらない。」

「やっぱり君ら二人は足の震えだけなんだ。すごいね!」


この殺気は相手が強いほど効かなくなる。

殺気を出すほうも、その強さで力は変わる。

つまり、その人間の強さがこれでわかるのだ。


「今僕がやってるのはただ【殺気】を出しただけだよ。」

「バカな...こんなガキが!」

「こんなにも強いのか。」


多分フェンリルは【神獣】クラスの強い生き物だ。

これは、召喚獣にしておきたい。


「どう?俺が強いってことがわかった?」

「ああ、我らの無礼を許してくれ。」

「いいよそんなの。それより俺の召喚獣にはなってくれるの?」

「ああ、もちろんなる。逆にならせてほしいくらいだ。」


思ったよりすんなり受けえ入れてくれるんだな。


「どうやって契約するの?」

「私らに.....と言ってそのあとに名前をつけてくれ」

「それが私たちとの契約だ」

「わかった!」


まずは契約の儀式


『我に命を捧げ、我を信じよ。さすれば、我も命を懸けよう。』


これで儀式はよしっと。

最後に名前だ。

まあ名前は最初から決まってた。

そのまんまの名前だが、それしか思いつかなかった名前。

君たちの名前は


【シロ】と【クロ】


光と影を表す名前だ。

今回も少し遅れてしまいましたが、無事投稿できました。

次回は6月1日に投稿予定です。

これからもよろしくお願いします。

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