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第3話 強く迫られる


後を追ったが見失ったので、すれ違ったメイドに聞きながら捜索する。

そこの倉庫に入って行ったと言うので入ってみる。

暗く、埃っぽい部屋。


「ひっく、……ぅう、」


部屋に入るなり泣き声が聞こえた。

ロザリアの声で間違いない。


「ロザリア、何処に居るの?」


中は物置になっていて、姿は見えない。

何処かの陰に居るのだろうか。


「あ、居た」


ロザリアは入り口からは見えない場所に居た。

彼女は眼が合うとさっと顔を伏せた。


「……ごめんね」

「………どうして謝るの」

「その……僕、君と会うのは今日が初めてだと思ってて」

「……」

「何も覚えてなくて……君の悲しみを全く理解できない、本当にごめん」


僕がこう言った場に出るのは本当に久しぶりだ。

その前となると……まだ僕が十代だった頃に会った事があるのだろうか。


「いいわ……何も覚えていなくても」


ぱちっと視線が交わる。

ロザリアは未だ赤い眼元だったが、涙は止まっていた。


「そのかわり……ねえ」


ロザリアが僕の腕にすがりつく。


「私、頑張ったの……だから……」


ご褒美を頂戴?

ロザリアが迫る。

無意識に僕は仰け反って背中に壁が当たる。

肩を掴まれて壁に押し付けられる。


「ろ、ろ、ろ、ロザリア!」

「……」

「ま、ま、待って! 何をしようとしてるの!?」

「良い事しましょう?」

「駄目! 駄目だよ! 嫁入り前なのに! もっと自分を大切にして!」

「スーリア様……何時も真面目で、優しい人……」

「駄目だってば!!」


引き離す。

ロザリアは悲しそうな表情で僕を見た。

そして再び、大きな眼から大粒の涙が落ちてくる。


「私じゃ駄目ですか?」

「ロザリア……」

「駄目な所直すからっ……お願い……っ」

「そんなっ……」

「スーリア様っ……好きなの……だから、私の事好きにしていいからっ」


これは、夢だろうか?

昨日僕はジャガイモとお見合いをしていたんだよ?

ロザリアはジャガイモでも蛇でもない、それどころか美しい御令嬢だ。

女性経験があまり無い僕にとって、これは異常事態だ。

彼女に手を出す? ハハッ、ご冗談を。

そんな事出来るんだったらとっくにやってる。

女性に対しての行動力の無さ、誰に似たのやら……完全に遺伝だ。


「僕は女性に無体を働きたくない!」

「スーリア様」

「僕は結婚相手を探しに来ただけなんだ……そう言う事をしに来たのではない」


言って、ロザリアから離れようとする。

しかし、


「……!?」


ロザリアの足が完全に僕に絡んでいて取れない。

焦っている僕に、


「申し訳ございません! スーリア様!」


ロザリアは僕の胸に体を預ける。


「私、私っ……スーリア様に会えたのが嬉しくてっ! 申し訳ありません!」

「わ、分かってくれた?」

「はいっ」


良かった。ほっと胸を撫で下ろす。

胸の中の彼女を見ると、恍惚の表情を浮かべ、僕を見つめている。


「もう出よう……パーティも終わる頃だろうし」

「スーリア様……」


とん、とロザリアの片手が僕の顔の隣に置かれた。

背中には壁、正面にロザリア。まともに動けない。


「好きです、スーリア様……」

「うん……」

「私との事、考えていただけますか?」

「……」


ロザリアが僕の頬をゆっくり優しく撫でる。

眼を覗き込まれる。


「ああ、なんて綺麗な瞳なのかしら」

「ロザリア……?」

「……この前髪は邪魔ね、切った方がいいわ」

「う、ん」


前髪が長いのは気にしていた所だ……父にも言われたし、切ろう。


「さあ戻ろう」

「……」

「ロザリア?」

「私との事は考えてはいただけないのですか」

「……今は気持ちの整理がつかないんだ」

「………」

「君の気持ちが変わらないようであれば、スガナバルト家に直接打診してみて」

「はい」

「僕はさっさと結婚しろって言われてる身だから、君みたいな子が来たらきっと喜ぶよ」

「……はい」

「ご両親ともちゃんと話し合って、ね」


ロザリアは、何処か納得していない様な表情をしていたが、ゆっくりと立ち上がった。

暗い部屋を出て、来た道を戻る。

ロザリアは終始、僕にくっ付いたままだった。

ホールに戻ると、するりと離れて行った。


「スーリア様、ご迷惑をおかけしました」


彼女はもう泣いてない。赤くなった目尻が少し痛々しかった。


「ずうずうしいお願いですが、また会ってもらえますか?」

「うん、君が良ければ僕は時間を作るつもりだよ」


そう言うと、彼女は表情を綻ばせた。

そう言う可愛い顔も出来るんだ。


「ありがとうございます、それでは、また会いましょう」

「うん、またね」


ロザリアは確かな足取りで僕から離れて行く。

長い長い溜息を吐いて、よろよろと出口に向かう。

ああ、何だか酷い目にあった様な……ラッキーな出来事に出会った様な……複雑な気持ちだ。

ロザリアが僕の妻となるビジョンが思い浮かばなかった。

……どうなる事やら。

よたよたと馬車に乗り込む。

取り敢えず今日は、帰ったら寝てしまえ。

それから考えよう……




*****




僕は魔光石と睨めっこしていた。

巨大な魔光石が手に入ったが、これはどう加工すべきか……

部屋の照明にするには大きすぎるし……細かく割る? 表面はなめらかに削った方が良いのだろうか?


「う~ん……」


あれから数日が経っていた。

ロザリアからの接触はまだない。

僕は諦めていた。彼女みたいな美しい御令嬢が僕の事を好きなはずない……当たり前な事をどうして考えなかったんだ。

あれは夢だ、都合のいい夢……そう思う方が幸せだ。


「……ん?」


遠くから、激しい足音が聞こえる。


ダダダダダダダダダッ!


どんどん近付いて、部屋のドアが勢いよく開いた。


「坊ちゃま!」


こんな事をするのはターリィぐらいだ。

特に振り返らず、魔光石に視線を注ぐ。


「どうしたの?」

「どうしたもこうしたもありません!」

「僕何かした?」

「どえらいことですよ! 坊ちゃま!」

「ん~?」


振り向くと同時に、ターリィが血相を変えて一通の手紙を差し出してくる。

あて先は父へ。差出人は……


「閣下!?」


グラスバルト家当主の名が刻まれていた。

封は切られている。父が読んだ後だろう。

内容は……

一言で言えば、ロザリア・グラスバルト・アークバルト・オーラと、僕との婚姻を望むと言う簡素な手紙だった。

ロザリアはグラスバルト家の令嬢だったのか!


「今すぐ準備なさってください!」

「え? 来るのは明日って……」


手紙には両家の顔合わせの為、明日伺いますと書かれている。


「昨日届いた手紙なのです! 旦那様は読まずに一日寝かせておいたのです!」

「何て事を!!」


閣下からの手紙を寝かせるとは何事だ!?

流石の僕でも父への殺意を禁じ得ない。


「今すぐ着替え」

「先にお風呂です!!」

「来ちゃうかもしれないだろ!」

「オイル臭いし髪もボサボサ! どちらが失礼ですか!!」

「わかったよおぉお!!」


再び風呂場に走った……


結果から言うと、何とか間に合った。

きっちり正装に着替え、息を切らす。


「ぜえぜえ……」

「ほんとに体力無いですね」

「僕は頭を使うのが仕事なんだよ!」


ターリィに訴えるが、そのターリィはひょうひょうとしている。


「先程いらしたばかりです。こちらのお部屋です」

「僕だけでいいのか? 父上は」

「旦那様は坊ちゃまがお風呂に入っている間に蹴っ飛ばしたばかりですので、もう少し時間がかかります」

「蹴っ飛ばしたのか……」

「はい、私は皆さまの紅茶を準備して参りますので坊ちゃま、御先にどうぞ」


先を譲られても困るが……仕方ない。

ロザリアに会うって約束したし。

意を決してノックし、扉を開ける。


「遅くなって申し訳ありません、スーリアです」

「! スーリア様!」


ロザリアが立ち上がり、僕に向かってくる。

今日は水色のドレスを着ていた。白のフリルが沢山で、とても可愛らしい。

パーティの時は大人っぽいドレスだったけど、可愛いのもよく似合う。

……って、


「え、ちょっ!」


そのスピードは不味くないか!? ぶつかったら事故じゃないのか!?


「待て、ロザリア!」

「ぎゃん!」


ロザリアはスカートの裾を掴まれてうつ伏せに倒れた。


「うぅ……おじい様、酷いです……」

「行儀よくして居なさい」


倒れた時に鼻をぶつけたのか、赤くなっていた。

ロザリアを止めたのは彼女の祖父、つまりグラスバルト家の現当主だ。


「すまなかった、スーリア」

「い、いえ……大丈夫です」


閣下は孫娘の鼻に回復魔法を使っていた。

僕は使えない、高度な魔法だ。

今日の閣下は何時もと違い正装だったので誰だか一瞬判断が付かなかった。


「どうぞ、お座りください……」


取り敢えず、父が来るまで何か話していよう。


「話が来た時に大変驚きました、まさか閣下の……お孫様とは」

「ロザリア、何も言ってなかったのか?」


ロザリアは眉を下げ、小さく呟く。

どうやらグラスバルト家、と聞いて眼の色が変わる貴族が多かったようだ。

僕もそうなってしまうのが怖かった様だ。


「君は、ロザリアの事をどう思う?」

「どう、とは?」

「ロザリアは君の事を好いている、しかしそれは一方通行だろう?」

「おじい様! 何を仰るの!?」

「少し黙っていなさい。……スーリア、君の気持ちを聞いているんだ」


言われて、思考が止まる。

僕の気持ち……?


「僕は……貴族ですので、血を残さねばなりません……その……僕には元々、婚約者が居たのですが……」


一つ年下の、おしとやかで静かな御令嬢だった。

親同士が決めた事だったが、不満は無かった。

僕は内気だから、親が決めてくれた方が上手く行く気がしたのだ。

でも、上手くはいかなかった。

駄目になった、そう聞いたのは数年前だ。

もうすぐ結婚すると思っていた。

彼女が学園を卒業したら、すぐにと。

理由は未だに分からない。


「そんな事もあって……結婚が億劫になってしまって……はは、何を言っているんだ僕は」

「大丈夫だ、聞いている」

「すみません……その、つまり……僕がロザリアを好きかどうかと言われると、よく分からないのです」


もう誰でもいい、僕の子さえ産んでくれれば。

見た目が普通なら。

僕には魔法具がある、それだけで十分だ。

ロザリアは確かに美しい。久しぶりに恋をした気分になった。


「僕にはグラスバルトと違って戦う力はありません……ロザリアを守る力は無いのです……僕には、もったいない話かと」


僕は物は作れるけど、他は何もできない。

皆の生活を豊かに出来るけど、皆の生活は守れないのだ。


「同じ公爵家同士の婚姻だ。勿体なくは無いかと思うが」

「騎士を排出している家が良いかと思います……気も合うと思いますが……」


じろりと閣下に睨まれる。

悲鳴を上げそうになって、縮み上がる。

ノミの心臓は破裂寸前だ。


「それは君が勝手に思っているだけだろう」

「は、はい……申し訳ありません」


その時、ターリィが部屋に入って来た。

冷たい空気がブリザードの様に吹き荒れているが、ターリィはお構いなしだ。


「何故、嫌がる? ロザリアでは不満か?」

「そんな、滅相もございません!」

「納得できる理由があるならロザリアを説得しよう」


閣下の隣に座るロザリアは首を振る。


「嫌よおじい様!! 私ずっと決めてたの! スーリア様と一緒に」

「肝心の彼が嫌がっているのなら仕方ないだろう」

「おじい様!! 説得してくれるって言ったのに!!」

「諦めなさい」


声を上げてロザリアは泣き出す。

閣下は僕の理由を待っている。

自分のせいでロザリアが悲しんでいるのに胸が痛かった。


「僕は……」


泣きじゃくるロザリアと眼が合った。

僕は笑っている彼女が好きなのに……

ああ、なんて情けないんだ。


「僕はロザリアを幸せにしてあげられる気がしないのです……」


彼女に限らず、どの女性も。僕は自分に自信が持てないのだ。

だからずっと、結婚を先延ばしにしている。

部屋に待機している、心配そうな顔のターリィと眼が合った。

ターリィは何か言いたそうに顔を歪めている。


「スーリア……君は何か思い違いをしているようだ」

「? はい」

「女性と言う者は勝手に幸せになるんだ。俺達はその手伝いをするだけなんだ……分かるか?」

「……すみません、分からないです」

「君が幸せにしようと思わずとも、ロザリアは幸せになるんだ」


よく分からなくて、閣下の眼を見て話を聞く。


「最初から気負わなくていい。結婚してからお互いの事を理解して思いやる。それを幸せだと思う女性も居れば、居ない女性も居るだろう……女性と言うのは勝手で、その時の気持ち一つで幸せになったり、その逆になったりする……気まぐれなんだ」


閣下は愛妻家として有名だ。

長い人生、色々あったのだろう。

何かを思い出しているのが窺える。


「ロザリアは君の側にいる事が幸せなんだ……分かってくれるか」

「……僕がロザリアを大切に思って居れば、ですか」

「最初から幸せにしようなんて思わなくていい。愛情が芽生えた後でも遅くは無い……君は優しいからロザリアはすぐに幸せになるだろう」

「閣下……そんな、買いかぶりすぎです」

「スーリア」


名を呼ばれ、背筋を伸ばし、向き合う。閣下の緑の瞳が妖しく輝いている。


「ロザリアの事、頼めるか」


眼を閉じた。

僕は閣下に優しく諭されたのだ。

きっと閣下は孫娘であるロザリアの要望に最大限応えたいのだろう。

ロザリアの事を考えた。

彼女を僕が幸せにする光景が見えない。きっと、何時になっても見えない。

ただ僕が彼女を大切にする事は、出来るような気がした。

毎日、彼女と話して、愛を囁いて、触れ合う。出来ない事はない。

それが、彼女の幸せなら……僕は……

ゆっくりと眼を開けた。


「分かりました……お受けいたします」


言い終るか、終わらないかのタイミングで、ロザリアが嬉しそうに僕の名を呼ぶ。


「スーリア様!」


ロザリアは飛び出して、僕の隣に座り、腕にくっ付く。


「大好き、大好きです……愛しています……」


ぽんぽんと何度か頭を撫でて、問いかける。


「僕でいいの?」


ロザリアの潤んだ瞳に見据えられ、どきりと心臓が高鳴る。

や、やっぱり冴えない僕よりお似合いの人は沢山居る気がする。

大丈夫だろうか?

僕の心配を余所に、ロザリアはとても嬉しそうに微笑む。


「あなた以外に考えられないわ! 私を受け入れてくれてとっても嬉しい!」


その発言に安心していた時、部屋の扉が開いた。


「……ん? なんだスーリア……随分と可愛い子だな」


部屋に入って来たのは父だった。

ずいぶんと時間がかかったんですね……


「ああ、閣下……お久しぶりです、お待たせしてしまって申し訳ありません」

「気にしていない、話はまとまったから安心していた所なんだ」

「良い方向にまとまったようで安心しました」


僕とロザリアの様子を見て父はそう言った。


「立派な御令嬢ではないか、良かったなスーリア」

「はい」

「それに、グラスバルト家の望みを断るわけにはいかないしな」


グラスバルト家は現在、王家に最も近い貴族だ。

確かに、無下に断れないだろう……

父は何かに気が付いたようで、閣下に質問を投げる。


「どうして閣下がこちらに? こう言った事は普通、父親が来るものでは?」


ロザリアの父親……そう言えば会った事ない。

気になってパーティの後に人づてに聞いたが、ロザリアと同じ黒髪に赤い瞳を持った仕事のできる人、王都騎士隊、1番隊の現在の副隊長である事も分かった。

閣下が言いにくそうに口を開く。


「実は……息子は……ロザリアの父親は結婚に反対しているもので……」

「えっ……」

「息子は娘の事を大切に思いすぎているのです……ロザリアの母親はスガナバルトとの婚姻に意欲的なので安心して下さい……説得は続けています」


ちらりとロザリアを見ると、申し訳なさそうに視線を下に向けていた。

眼が合うと、ロザリアは


「私、お父様に結婚したいって言ったら、駄目だって言われて……すぐに当主であるおじい様に手紙を出してもらうつもりだったのに……遅くなってしまったの……ごめんなさい」

「ロザリアが謝る必要はないよ……どうして反対されたの?」


くしゃりとロザリアが泣き出しそうな顔になる。


「お父様が……自分より強い人じゃないと認めてくれないって……」

「お、おう……」


それは天地が引っ繰り返ったって無理だ。

グラスバルト家は実力主義なのか?

娘が欲しければ父親である俺を倒してからにしろ! って?

無理、絶対に無理。

何だったらその辺に落ちてる木の棒にすら負けるからね?

僕の戦闘力何てそんなものだ。


「まずは彼女の父親を説得しないと、結婚は難しいと思われますが」


僕の父がそう言って閣下に対応を求める。


「そうだわ!」


ロザリアが声を上げる。


「ねえ、スーリア様。一度家にいらして!」

「え!?」

「お父様もスーリア様を見ればきっと許可して下さるわ!」

「ええっそんな事……」


行ったら剣を突き付けられそうなんですけど!

ズタズタのボロボロになって再起不能になりそうなんだけど!


「そうだな……一度会っておくのも手だな」

「父上……?」

「行って来い、スーリア! お前はもう大人だから一人で平気だろう?」

「逃げるおつもりですか!?」

「ハッハッハッ、ソンナコトハナイ……イソガシクテナ」


棒読み!

これでもかと殺意を投げる。

呪ってやる!!


「スーリア様……」


そっとロザリアが僕の腕に触れる。


「大丈夫です……私が守ります、どうか心配なさらないで」

「……ロザリア」

「お父様もいきなり切りつけたりするような人ではありませんから」


そうだったらめちゃくちゃ困る。説得も何も出来ないではないか。

取り敢えず、僕とロザリアは婚約、となった。

両家の当主、僕の父とロザリアの祖父で決めた。

ロザリアの父を説得するために後日、僕はグラスバルト家に伺う事となった。

日程は後で決める事となり、お開きになった。

ロザリアは終始笑顔で、幸せを周りに振りまいていた。

この笑顔をずっと近くで見ていたい。そう思った。


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