第8話 コクられるからの決闘!
なかなか忙しくて書けてませんでした!
ごめんなさい!
「決闘しなくても良くない?」
「はっ!おめぇは俺の事を侮辱したんだからホントは死罪だが、俺が直々に打ちのめすんだよ!分かったらさっさと武器を構えろ!そしてアル!おめぇは審判だ。」
「わ・・・わかった。」
アルさんや、少しはなんか言おうよ。
決闘は回避できないみたい。一応スキルやらの使い方は問題無いけど武器を持ってないし武器を渡されても使えないしぶっちゃけ要らないしなぁ
「武器いらないよ。」
「で、では・・・始め!」
バルコスは手をかざし詠唱を始める。
「雷撃よ従え、我の力を槍に変え、全てを貫き焦がせ!『ザンダーランス!』」
「へぇ、スゴいね」
雷の槍とはよく言ったもんだね。読んで字のごとく青白い槍がバチバチ放電しながらこちらに向かってくる。
バチィィィィ!!
雷ってマジでうるさいのね。鼓膜破けそうだし眩しい。
「・・・なっ!なに!?」
「いやさっき雷食らわなかったじゃん」
まぁ《反射》で防げるし問題ないみたいだね。でも詠唱って中二じゃね?はずくね?
「お!お前なにしたんだ!」
「スキル使ったよ?というか魔法って詠唱無しで使わないの?」
「スキルだと!?しかも詠唱無しで使うなど出来るはずがないだろ!?」
詠唱無しでは使えないのが当たり前なんだね。しかもスキルだって言ったら驚いてたし結構レアなものなのかな?
「じゃあ次は僕がやるね」
とりあえずこちらかも攻めるとしよう。スキルも確認しておかないといざって時につかえないし、まずはトランスから試そうかね。
背中の肩甲骨から白い天使の翼が出るのをイメージ。片方だけ生やして大きさは3m位でイメージ。ゆっくり羽ばたくイメージ。最後に右手を鉄の固さにしておく。これでバルコスを叩く。
次は夢幻。左手に真っ白な大弓を持つイメージ。
これは弓の弦を引くことで、光の矢が現れるようにイメージ。光の矢は当たった瞬間血が出るエフェクトを付けておく。あ、あと翼を羽ばたかせた時にエフェクトで羽が少し舞うようにイメージ。
最後に方向変換だ。翼を羽ばたかせた所で幻だから飛べないので、俺に掛かる重力を逆向きに方向変換して、宙に舞う程度に調整する。
バサッ!
翼を使い宙に浮きホバリングしてたけど特には問題ないみたいだ。てか羽が舞うのかっこいい!
次は弓を構えて弦を引き狙いを定める。矢が1本なのも寂しいし5本に変更。これでかっこよさ倍増だね!
周りを見れば皆口を開けて固まって青い顔でこちらを見てる。バルコスも同じく。
さて、一通りやってみて問題ないしさっさと終らせよう。
「君の敗けだよ」
シュパ!ズドッ
「ギャアアアアアアアア!!」
バルコスの腹部と両足の太ももに1本ずつ当たり、血が溢れて地面を紅く染める。のこりの矢は地面に刺さる。バルコスは自分からでる血を見て尻餅をついた。でも全部幻だから痛くは無いけどね。
後は一気に方向変換で接近して後ろから首めがけて鉄拳チョップ。
「っが!・・・」
決闘終了。バルコス気絶で俺の勝ち、だよね?とちらっとアルを見ると尻餅をついて口をあけて固まっていた。
「えーっと勝ちでいいんだよね?」
「・・・」
「お、おーいアルさんやーい」
「・・・ッハ!」
お、やっときづいて立ったな。
「しょ、勝者!ミヤビ!・・・君?」
おい、なぜに疑問系なのかね?さっき男と言ったはずなんですが?アル君や、そりゃ酷くね?せめて君とかつけなければよかったんじゃん。
「い、いや、ごめん!初対面の人に呼び捨ては良くないだろうと思って・・・ごめん。」
あ、なんだそゆことね。なら許そう。
「あー、いいよ別に呼び捨てで。それよりも聞きたいことがあ・・・」
「君は天使かな?」
後ろを向くとすぐ後ろに幼女が仁王立ち?でこちらを見ている。あれって確か・・・
「がっ!学園校長!?」
あ、やっぱこーちょーなんだ。