第5話 敵からの幼女!
外に出てまずステータス確認をした。
自分の力がどうなってるか見たいしね。
「ステータスオープン」
ステータス
種族: 人間
名前: ミヤビ・ヒガ
性別: 男
年齢: 15
レベル: 11
体力: 124/124
攻撃力: 102
魔力: 504/484
防御力: 100
俊敏力: 101
幸運: 18
スキル: トランス・夢幻・方向変換
称号: 異世界人・多趣味
まず年齢。この世の身分証は本人を詐欺って
しまう機能が搭載されてるのかな?
アップデートしないかな?
次に魔力多くね?これってノアの影響かな?
ノアの数値も魔力はえらくた高かったし。
さっきの戦いで少し魔力を使ったみたいだけど
これは質によって消費量が変わるらしい。
3人組がファイアーボールを放った時に
「加減がむずけーな」と言ってたけど、魔法や
スキルを使うとき魔力の制御が出来ないと
魔法をうまく操作出来ない。3人組は加減を
しながら魔法を使うことができなかったのは
魔力制御が出来てないからみたい。
因みに魔力制御のやり方は2つ
ひとつは細かい想像が大事と言うこと。ふたつめはその魔法を熟練する事により体が馴染む
と言うもの。ただし、ひとつめでしっかりと
細かな想像ができていれば必要最低限の魔力で
魔法やスキルを行使できる。
by:ノア提供
そしてスキルだ。
方向変換
これはさっき使ったけど簡単に言うと《矢印》を
変えるもしくは伸ばしたり増やしたり出来る。
風や熱、液体、個体、気体、光、など他にも
様々なものの方向を変えることができる。
トランス
これは自分の体と物を自在に変化出来る能力。
変身能力だから体を飛行機にしたいと思ったら
人間サイズの飛行機になれる。まぁ飛行機とか
なりたくないけど、自由に変身できるみたい。
夢幻
これは幻聴幻覚を相手や自分に使える能力。
これがあれば戦闘でも使えるだろうけど
趣味にも使えると思う。これがなにかとお世話に
なりそうな能力なんだよね。たのしみだな!
とこんな感じになってた。
ステータス確認も終わったし
まずはこの学校から出ることにして、宿借りて
お金稼がなきゃね。じゃないとなにも出来ないし
あ、因みに俺の後ろにあるのは紛れもなく
体育館だったよ。今は夜で見えづらいが
目の前には校舎がある。
それ以外に行けそうな所は見当たらないし
入ることにした。
普通に開いた。
夜中だろうに不用心な学校だな。
中はホールになっていて右に受付らしき所が
あり、左には掲示板があった。更に少し進むと
右と左に廊下があり、階段がある。
左には教室?から明かりが漏れていて、右は
お先真っ暗なくらい真っ暗な廊下。
左しか行き先ないよね!右はこえーよね!
そんなビビりによる、学校探索をしちゃって
ますけどかなーり怖いわけで余り動きたくも
ないわけで・・・
よし!マジで早くでよ!
左に曲がって早歩きで明かりが漏れてる部屋まで
来た。少し息切れてるけど仕方ないよね
怖いよね!
なかを覗くとそこには誰もいなかった。
てか教室みたいだね。出入口が教室の前と後ろに
2つあって、なかを見れば30名位の机と椅子が
並べてあり、黒板と教卓があった。
中にはいって教卓のところにきたけど久々の
学校に懐かしさを覚えるね。
あ、なんか1番後ろに大きな箱があるけど、
なんだろ?とりあえず近づき箱を触ると勝手に
箱が空いてしまった。そして、
プルプルした赤い生き物がそこにいた。
「・・・スライム?」
声を出すとそのスライムはこちらに
飛び掛かってきた。が、弾かれて壁にクジャって
音たてて溶けてなくなった。弱っ!
まぁ大事にならなかったならいいけど。
すると異変が起きた。校舎に誰か来た!
やっやばい!どーしよ!えーっと!
隠れよう!
箱に身を隠して隙間から教室の出入口を見回し
警戒している。
ズズッ ズズッ ズズッ
足を引きずる音が聞こえて来たがもうひとつ
足音がする。
コツ、コツ、コツ
身軽な感じで女性のヒールの足音ににてるな。
そして二つの影が教室の前の廊下に並んだ。
「て・・・テメェ・・・誰だ?」
この声ギランじゃん!あの体でおってくんの!?
「あー、もういいんで、死んでください」
ザンッ!
ギランは倒れた。そのギランを倒した人物は
倒れたギランを通りすぎ出入口から姿がみえた。
白衣のような服に背中までの青いロン毛の
幼女で二の腕に「こーちょー」と書かれていた。
最近会う幼女は尋常じゃなく強かったり神
だったりとおかしいよね?幼女最強なのかな?
するとこーちょーは立ち止まり教室を見て一言
言って去っていった。
「幼女は神強い!」
なぁに言ってんの!?自画自賛してらっしゃるし
殺気と視線をこっちに向けてガッツポーズ
決めちゃってるよ!全然かわいくねぇし!全然
こえーから!頭麻薬でキマッてんの!?
なんて心で突っ込むと電気消されて何処かに
幼女は行ってしまった。
えー
いやー小説ってやっぱムズいですねー。
だがそれがイイ!