6話
顔を引きつらせて動かないアルを見て理事長は
「とにかく、この学園に限らずむやみに薄暗い所に呼び出されたかといって簡単に行かない。異性からのプレゼントは下心ありきの物と考えてむやみに受け取らない。そのネックレスで学んだとは思うがね。」
ちらっと
アルの胸で光るネックレス見意味ありげな顔をアルに見せ
その顔を見たアルはそういえばこのネックレス問題が解決していないことを思い出し頭を抱えた
「ふふ、まあプレゼントを貰ってもこの学園ではどっしりと構えておけば何とかなる場合が多い。皆学があるものが集まっているからなかなかいい人を落とすにはたかだか一度物を渡したぐらいで落ちるとは思っていないだろうからな。ただ、面倒ごとに巻き込まれたくなければ貰わないのが一番だけどね」
「わかりました。気を付けます。」
すっかり身を固くしてしまったアルに苦笑しながら
「まあ、この学園はまだ外より安全だし君はまだ、結婚というのは考えれないだろうだからまずこの学園での生活を楽しんでみなさい。もし困ったことがあれば担任に相談するといい。では、話はこれで終わりだ。よい学園生活を」
理事長に挨拶をして部屋を出たアルはため息をこぼし
「はあーこんなハードとは恐るべし。10歳でも結婚とかみんな意識してるんだなー。なんか場違いな気がしてきた、てか場違いだと思う。そういえばこの後どうすればいいんだろう?部屋に行くべきだよね?でも場所わかんないなーどうしよ」
「私があなたを寮までお連れしますよ」
「・・・・・・え?」
っばと声のする方を振り返るとエプロンを着た優しそうな女性がいた
「初めまして、私は生活指導の顧問をしてます。バアールです。アル君ですね?宜しくお願いします」
とてもほわほわした雰囲気に癒されながらはっと
「こちらこそよろしくお願いします!えっとバアール先生?」最後は疑問形になりながら挨拶を返した
「ふふでは、行きましょう」
そのままバアール先生についていきながら学園についてや寮の決まりについて教えてもらい今まで緊張していた気持ちが落ち着いていくのが分かった
寮は第一寮第二寮第三寮があり
第一寮は10歳から15歳の女子が生活をしており
第二寮は16歳から18歳の女子と教師が生活しており
第三寮は10歳から18歳の男子が生活している
この学園では夜10時以降は騎士科・生徒会・特待科の研究室持ちを除いて寮から出る事を禁止されており
やむおえない事情があれば教師に申請を出しておかなければいけない
もし、破ってしまうと厳しい罰が課せられてしまう
このルールは数少ない男子の身を守るために出来たものと聞かされまじかよと思うアルだった
そうこうしている間に寮に着き事務室のようなところに案内された
「ここで、外出する時帰った時に名簿にサインをして部屋に行くのよ。あっシンさん!この子が新しく入って来たアル君です。じゃあ後の事はあの人に聞いてくださいね。もし学園生活で悩むことがあれば私やシンさん、担任になる先生に相談してね!」
と言い残し小走り気味に去って行った




