2話
ある日パパと煮込みハンバーグを作っているとき
「アルは本当に料理が上手だね!」
「へへ!」
アルは挽き肉をコネコネしながら得意げにパンパンと音を立てて空気を抜いていた
「この調子だとママの様な素敵な女性から沢山アプローチされそうだね」
「ん?僕からじゃなくて?」
前世の記憶を引き継いでいるアルにとって基本的にプロポーズは男からという概念があったためもし、女性で好きになった人がいたら自分からしないとなーと思っていたので少し驚いた
「そうだよ、きっとアルみたいな家庭的で優しい子をお婿さんにって思う女の子はきっと多いからね!」
「いやいや!そんなこと無いよ!とゆうかまだそんな事考えるには早いし!」
「でもね、アルみたいな賢くて優しい子はとってもモテるんだよ。しかも後5ヶ月もすれば10歳でしょ?10歳になればこの国では16歳まで学校に行かないと行けないのは知ってるよね?」
「それくらい知ってるよ!でも、僕はこの街の学校に通うんでしょ?」
「それがねアルは、、、、、、」
「ただいまー!あれ?アルは?いつも飛んでくるのに」
「それがね、学校の事話したら部屋から出てこなくなっちゃって」
「ああ、確かにあれは私達も衝撃的だったからな」
「でも、アルのことを思えば絶対にいい判断だと思うんだけどな」
「きっとアルだって「バンっ ママ!!」」
勢い良くアルがリビングの扉を開けてママの方に突っ込んできたそして
「ねえ!ママ私のこと好き!?」
「え、ええもちろん大好きよ」
リアの迫力に押されながらもしっかりと答えた
「本当に本当!?」
「もちろん!アルが願えばどんな事でも叶えてみせるよ」
と言いアルのおでこにキスを贈った
「じゃあね、これから朝一緒に走ってよ!」
「もちろん!ん?朝走るの?」
まさかの朝一緒に走ってというお願いだったのでびっくりしたママだったが直ぐに正気にもどり理由を聞いた
「朝一緒に走るのはいいけどいきなりどうしてアルは走ろうと思ったの?」
「だって自分の身は自分で守らなくちゃ!!」
ママの頭には?が浮かびいまいち理解していないようだっだ。もちろん、隣で聞いてるパパは瞬時に理解したがこれはママに一生懸命アルがお願いしてるのだから邪魔してはいけないと思い最後までママが理解しなければ助言しようと思い様子を見ることにした
「あのね、ママ学校のことは知ってるでしょ?」
「うん、流石私とパパの子だと思ったよ。まさか、この国一番の教育機関、ディオラ学園からの推薦状が来るとはね」
アルはママに抱きつきながら目を見て話し始めた
「うん、でね、そこで僕は頑張らなきゃならないでしょ?」
「まあ、確かにあそこは国を支える人材を育てる場所だからね」
「でも、あの場所は隔離されているでしょ?」
「確かに、まあ、重要な場所だから誰でも入れる訳じゃないね。でも、その分セキュリティーはこの国で一番だよ」
「そうなの、でもね、生徒同士ではお互いが優秀で信頼の出来るパートナーを探しもするでしょ?」
「確かにあそこはこの国の貴族や将来の騎士、成績優秀な学者や医者の卵達が通う場所だからねやはり国としても優秀な子孫が欲しいからね」
「それ!それなんだよ!出来れば僕はそんな人たちに目をつけられたくないんだよ!僕は出来ればママ、パパのように暖かくて穏やかな生活がしたいんだ!そのためにはちゃんと自分の身は自分で守らなきゃいけないんだよ!」
「ん、うん、まあアルがそう思うならいいよ、付き合おう。ただねパートナーを作るのは悪い事ではないって事を覚えておいてね」
ママはウインクをしながらいった
アルはママの言い分を理解していたがやはり前世の記憶が出来れば逃げ道を自分で用意しておかなければと脅迫観念にさいなまれていた




