表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

コリウス

作者: もちめろん

男×姉←妹の三角関係です。


テンションだけで突っ切ったため文がおかしいかもしれませんが、お楽しみください。



知ってる? コリウスの花言葉。





「お姉ちゃーん」



「どうしたの、桃代?」



「あのね、宿題教えてほしいんだ」



「宿題? 珍しいね」



私のお姉ちゃん、幸崎花梨が微笑む。それだけで私の心臓は早く鼓動を刻み始める。



私は、女だというのにお姉ちゃんに恋をしていた。



昔からお姉ちゃんにはべったりで、お父さんから守ってもらっていたけれどその頃から多分、お姉ちゃんを好きだった。



この恋を自覚したのは最近。



……お姉ちゃんに、恋人ができてからだ。



「教えてほしいのは……」



「あっ、ちょっと待って」



ちょうどお姉ちゃんのスマートフォンに着信が入った。……確認せずとも分かる。私たちの幼なじみで、お姉ちゃんの恋人のコウちゃんだ。



「コウ! どうしたの急に? ……え、本当!?

あ、でも私今から桃代に宿題を……」



「行ってきなよ」



「え?」



お姉ちゃんに、精一杯作った笑顔を向ける。



私よりも昔からお姉ちゃんを助けていた幼なじみのコウちゃんの方がお姉ちゃんを幸せにできるし、何よりお姉ちゃんはずっとコウちゃんが好きだった。



……妹である私が、お姉ちゃんの幸せを邪魔する訳にはいかない。それも、お姉ちゃんを悲しませるだけの私情で。



「デートなんでしょ?」



「う、うん……本当にいいの?」



「うん、自分で何とかするから。帰ってくるまでにダメだったらお願い」



「……うん。コウ、今から行くね」



幸せそうな笑顔。



その笑顔が、私だけに向いたら良かったのに。




――コリウスの花言葉は。



『かなわぬ恋』。


如何でしたか?


最初はタイトルや花言葉を鳳仙花にするつもりでした。


ですが、鳳仙花の花言葉は『私に触れないで』なのでちょっと違うな……と思いコリウスの花言葉が『かなわぬ恋』だったのでコリウスに変更しました。


ちなみに桃代は父親から虐待されていて花梨が桃代を守っていたという設定があります。


……そんなちょっとした裏話もほどほどに終わりましょう。


読んでいただき、ありがとうございました。


(2014/07/30)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ