表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

魔王、ニートになる

作者:おでん
「我が名はヴァルナキュシュ! ガルガデョ随一のまひょぅ…」
 開始0秒で噛み倒した魔王は、そっと顔を伏せた。

(頑張れ! まだ取り返せるって!)

「ん、んっ…もとい! 我が名はヴァルナクス。ガルナド随一の魔法戦士にして、魔族を統べりゅ王だ!!」

(バレてない!バレてない!まだ いける!)

「こ、この物語は、魔王である余が現代日本に転移し、様々な困難に直面しつつも、自分(ワガママ)を貫き通し、見事に(運よく)杉並区の真の支配者(自宅警備員)へと登り詰め、君臨する情景を描いた一大叙事詩(日常系コメディ)である!
 壮絶(怠惰)な日々の中、次々と強敵(人権級の新キャラ&サポカ)が余を待ち受ける!しかし 偉大な師の導き(一般常識)を受けつつ、(何度爆死しても)余は決して諦めず(天井まで課金し)、勝利(人権キャラ)を掴み取るのだ!」
 高らかに拳を突き上げる魔王(ニート)。

(はぁ~…こいつ、まだ喋る気か…)

「さあ、キミもこの偉大なる(ダメダメな)魔王の華麗なる(ニート)生活を刮目して見届けよ!」

 ……

(舞台裏にて)
「魔王、今の言ってて辛くないの?」
「ツラいっす……」
「多分、内容はまったく伝わらないよ……」
「マジで!?じゃあ、もう一回……」
「もういいよ!!」
14 魔王、拡大解釈をする。
2025/06/13 21:37
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ