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繰り返し

ある日のことだった。

朝起きて初めに見たのは、見たことのない、父さんのひどく焦った顔だった。何があったのか、それを聞く前に、その答えは返ってきた。

「父さんが、死んだ」

父さんの父さん。つまり、あのおじさんが亡くなった。あの人も歳だ。ありえないことではない。が、そんな事実は到底受け入れられなかった。おじさんは昨日、元気に、いつも通りに俺に技を、しかもとびっきり強力なものを教えてくれた。そんなおじさんが、前触れもなく亡くなるなど、理解できなかった。人はどれだけ強くても簡単に死ぬ。わかっていることだ。実際、それを目の当たりにしている。だが、少し妙に感じた。

父さんに、恐る恐る死因を聞く。父さんも辛いだろうから、いますぐに発言を撤回しようとするが、答えてくれた。

「父さんは、家に火がついて、それで身体を焼かれた。ああ、なんで。クソ、クソ」

また、火事か。火こそが人間の最大の弱点なのではないかと思い始めてきた。師匠とは違い、おじさんには魔法がある。水を生み出すものもある。なのに何故燃えた。自分で消化できたはず。それに、過去に炎を使う敵もいたはず。対応できないはずがない。何故火に焼かれたか。強いて言うなら、俺の師匠だから、とかか。なんてな。

面白くないな。




その日は、俺とハルカが学校に行く日だった。だが、俺はおじさんの葬式だけでもしたかったので、1日ずらすことにした。

「刃は、来ないんだ」

「ああ。1日だけだ。すぐに合流するよ」

「そう。楽しみにしてるわ」

そうして、ハルカを見送り、会場に向かう。

おじさんは有名人だ。葬式にはかなりの人数が集まった。国の偉い人もいた。

俺に声をかけてきた奴もいたが、気持ち悪かった。なんとも言えない嫌悪感を感じた。

葬儀を終え、辺りは暗くなっていた。そんな中、俺は山に向かっていた。

過去に修行をつけてもらった場所だ。

そこで、俺は刀、月氷刀を構える。おじさんに教えてもらった、最後の技。それを練習し続ける。俺が強くなるのを見ていてくれ。できれば、2人で。

練習を区切り、家に帰ろうとした、その時だった。暗い夜空が、真っ白に光って、次の瞬間、轟音が響いた。

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