お隣のお嬢さん
現在、俺はおじさんのもとで剣の練習を続けていた。武器の顕現ができるようになったので国の人の訓練も受けられるけど、あんなに馬鹿にされたのに行きたいとは思わない。
それにこっちで鍛えてかなり強くなった。最初は手も足も出なかったおじさんに攻撃を当てられるようになった。内容を聞くとしょぼく聞こえるが、おじさんは歳をとっていても元はここらで一番強い魔物狩りとして名を馳せていたのだ。これだけでもかなりの進歩と言える。
ちなみに武器が顕現したことを両親に伝えると、
「うおぉーん!?よがっだよぉ!」
「よく頑張ったな、よぐ、グスン」
軽くキャラ崩壊を起こしていた。ここまで思ってもらえて正直嬉しい。剣の腕も上がったのでかなり褒められた。前世ではいくら頑張っても褒めてくれるような人はいなかったのだ、いまは喜びを噛み締めよう。ちなみにその日は我が家でパーティーした。
おじさんのもとで鍛えてだいたい6年たち、俺も12歳になった。
「よし、刃、明日暇か?」
いつもなら手合わせした後は解散なのだが、今日は違ってそんなことを聞いてくる。
「うん、暇だよ」
特に用事もないためそう答える。そして何をするのか、そう考えていくつかの予測を立てる、だがその後の話は予想外だった。
「最近友人にお前のことを話してな、その友人の娘がお前に興味を持ったらしくてな、一度会ってみて欲しいんだ」
とのことだ、剣の練習でもなく、おじさんの友人の娘と会えというのだ。だが、一つ疑問がある
「なんで興味を持ったかとかわかる?」
そう理由だ、理由が知りたかった。強くはなったが気に入られるほどのことをした記憶がない。
「そりゃその武器だ、そいつには氷の魔法がついている、魔法を付与することはあっても最初から魔法がついてんのは珍しい。つまりその武器の希少性だ。それに加えてお前の強さも伝えたからだろうな。」
「これが…」
正直驚いた、この武器がそんなに珍しいものなんて。
「それでおじさん、その子はどこにいるの?」
「それはな、お前の家の隣だ」
え?お隣さん、なら結構楽に会いに行ける。
「わかった、明日会いに行くよ」
「そうか、そりゃよかった、明日はここに集合してから会いに行くぞ、良いな」
「わかったよ」
次の日、俺は約束通りおじさんと、その子に会いに行った。
そして、その子のおじいさんと思われる人が出てきた。
「こんにちは、壊さん。その子が例の?」
「ああそうだ。刃、挨拶しろ。」
そう催促され、俺は挨拶しようとする、そのとき
「あら、あなたが刃さん?」
1人の女の子が姿を表す。そして
「へぇ、あなたが、それじゃあ、
手合わせしましょうか!!」
俺の目の前に剣が一本現れた。




