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推しになりたい  作者: mochan
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出会い

働いているコンビニに、昔働いていた頃の同僚が現れた。

そう、私をいじめていたあの先輩だ。


「元気?」

「あ、まぁそれなりに暮らしてます」

まるで腫れ物に触るように怪訝そうな様子で私に話しかけた。

「そっか、まぁ元気そうでよかったよ。いきなり辞めちゃったしね、じゃあまたね」

「はい、また...」

元気だって?よく普通に話かけられるな、と思いながらあの時の苦しみと、悲しみと色んな感情が沸々と込み上げてきた。

あれからもうすぐ1年になるか、早く忘れたいのに簡単には忘れさせてくれないな...


------数時間後------


コンビニに一人の男性客が現れた。

いつも通り会計していると、「お姉さん、なんか悲しい事でもあった?これ食べて元気出して」と満面の笑みで私にチョコレートをくれた。

ハスキーな声とその笑顔が印象的で私は、時が止まったかのような気持ちになった。


その日の夜、テレビをつけていたら聞いた事がある声が聞こえてきてパッと画面を見たら衝撃を受けた。

なんと今日コンビニで会った彼が出ていたのだ。

”レイニーズ”をいう4人組のアイドルグループらしい。

今日は新曲を披露ということで、ちょうどそのアイドルが歌う所だった。歌いだしは彼からでさっきまでの笑顔はなくまっすぐな真剣な表情をして歌ってた。曲が終わるとまた笑顔に戻り、私の心をとりこにしていた。

あんなに悲しい事があったのに、一瞬で私の心を晴れにしてくれた。


また、会ったらお礼をいおうと思い眠りについた。




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