表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

9/719

第九話



フランデンはハーデルト王国から主の居城に帰還する。


「ご苦労さま、今日もいい獲物いたかしら」


魔王パンドラドが彼に声をかける。


彼女は三つ編みを後ろに下げ黒い華やかなドレスを纏っていた。白髪に青い目を携えている。その顔は少女ではないが大人とは言えない若々しい風貌をしていた。


「ああ、今日のは勇者を名乗っていたぞ。いずれはいい強者になるであろう」


フランデンはガハハと歯を開けて笑った。


パンドラドは悪い癖だと感じた。彼のこのような発言は何度聞いただろうかと。



★★★★★★★



翌朝になりイサミは目を覚ましアステリア王女と目が合う。


イサミはアステリア王女の顔が天女のように見えこれが夢なのかと思えてしまう。


「現実か」


だが夢が醒めることはなくそう呟く。


「夢じゃありませんよ。わたしも、男の人と一緒に起きるなんて初めてです」


アステリア王女がくすりと微笑む。


「意味深だな」


誤解しそうになりイサミは呟く。



その日からイサミとケイネスの特訓が始まる。イサミとアステリア王女の結婚までまだ日にちがある。なにもしないわけにはいかないとイサミが講師をつけて欲しいと王に言ったのだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ