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第712話城でだされたものにケチつけるわけにいかない
城でだされたものにケチをつけるわけにはいかない。
なんだが勇は嘘がつけず微妙な顔になっていた。
「あ、やっぱりこれ辛いですね。これ、飲んでっけれ!」
アディーシャは添えてあってレモンを紅茶に絞って入れる。
「あ、あー。ありがとう。飲みやっすいなこれ」
勇はそのちょうどいい酸味にカレーの辛みが癒された。
(つまりレモンティーじゃんこれ)
勇は飲んでから気づいた。
これならカレーも恐くないとガバガバ食べていく。
(なんか、これだけ飲みたいなー)
とレモンティーをガッバガバおかわりしていた。
「大丈夫?勇?」
「ちょっと心配ね」
そんな彼をリンネとエルハは落ち着いて見ている。
勇と同じようにアステリア王女やアママもガバガバとカレーを食べていた。




