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第596話 急いで帰宅し買い物を冷蔵庫に入れて
この美少女ともっと話していたいなどという欲は不思議と湧かなかった。
急いで帰宅し買い物を冷蔵庫に入れていく。
「ふう…………」
作業が終わり勇はため息をついた。
(あの美少女は大丈夫かな。風邪は…………上着あるからひかないか)
だが勇は彼女への心配は止まなかった。
「むう……………」
むしろ時がいっときいっときと経つごとに眉を潜め心配が増えていく。
ハウツー本には
「寒がる女の子には上着を着せるべし。着せた女の子はそのまま放置しない」
と書いてあった。
「まずいなこれ…………」
勇ははたとしてまたすぐ家をでる。




