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第五十四話冒険者たちとのアンデッド退治



「リンネは下がってて!」

「ええ!」


勇はリンネを安全地帯に下がらせる。


「おらぁ!」

「はっ!」

「ふっ」


冒険者達は斧や剣、弓矢を駆使しアンデッドを撃破する。


「焼き尽くせっ!」


アンデッドには炎が効く、勇はそれを剣に纏わせて有利に戦う。


「その手があったか。やるじゃねえか!」


屈曲な冒険者は感心する。


「ならば俺も!」


片目の冒険者も同じように剣に炎を宿らせた。


「やばい。ごめん逃がした!」


勇は一体アンデッドを倒しそこねてしまう。


「ふっ」


リンネは昨日買ったゴスロリドレスのスカートを翻し太もものホルスターにはまっているリボルバー銃を取り出した。


バスンバスン!引き金を引くと一瞬で魔力の弾丸が飛びアンデッドを撃破する。


地球製の金属の弾丸を飛ばすものではなく弾倉は魔力炉となっており予め魔力を貯めて使うものだ。


その光景に彼女だけ文明レベルが違うと勇は驚く。


「なんだ今のぉ!」

「まさか、キカイニスト製の魔力リボルバー!?」


屈曲な冒険者と片目の冒険者が驚愕する。


「君たち、二人ともお金持ちだったの!?どこかの貴族!?」


大人しい冒険者は勇達の肩書きを気にした。


「いいから動く!あんたがやれば前衛は楽できるんだからね!」


だがリンネは弓矢を使う彼を叱責する。


「わ、分かりましたよ」


大人しい冒険者は肝っ玉の据わったお嬢様だなとすごみながらアンデッドを弓矢で狙う。

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