表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

289/719

第二百八十九話 リザードマンが乗っ取ったアインガル帝国は俺が貰った。この国も俺が貰ってやろうという話だ



「いいか、一週間だ!一週間以内に…………貴様、何者だ!?」


獅子獣人が剣を抜いたところで王我が現れそれを弾いた。


「敢えて言うなら、ここの王女が返ってきた。滅ぶのはお前達だ。嫌なら帰るんだな」


「お前は、何を言ってるんだ。王族の生き残りがいたとでも言うのか。だからと言って、我々に勝つつもりか?」


獅子獣人はあまりのことに困惑してしまう。


「リザードマンが乗っ取ったアインガル帝国は俺が貰った。この国も俺が貰ってやろうという話だ」


王我は剣を獅子獣人に向けた。


獅子獣人はこの男は本当に何を言ってるんだと思った。先日魔王軍の幹部率いる部隊を倒したという話を聞いたがこの男がやったのかと信じられない。


だがその男の顔から凄みを感じた。本当に魔王軍の一部隊を倒してのけたのではないかと思えてしまうのだ。


「ひいっ。覚えていろよ!」


そう思うと目の前の男が恐く見えてくる。そのまま街へ逃げていった。


「ふぅ…………」


王我は安心して息を吐く。


「まったく旦那様、無茶にもほどがある。相手の力量もわからず一人でやるとは」


フェイリーンが他の二人と共に追いつき注意した。


「あくまで牽制だ。本気でやるつもりはない」


「猪かお前は」

「相手が多勢ならどうするつもりだったにゃ」


十三とマオも言葉を続ける。


「ま、その時はその時だな」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ