表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

275/719

第二百七十五話 それで、どうかしら。デモンストレーションの調子は


その深夜、宿屋にてヘヴィメタルデーモンは女王パンドラドの通信魔法を受ける。


「それで、どうかしら。デモンストレーションの調子は」


「これはこれは、パンドラド様。へっへっへ、結構いい感じですよ。今度は派手に行ってもーっとひどいことになりまっせ」


パンドラドは軽快に答えるも夜にギターを鳴らすわけには行かず手持ち無沙汰になった。


「ふふふ、今回はうまくいきそうじゃない。珍しく気分がいいわ。ふふふ、ははははははは!」


パンドラドは高揚して高笑いする。


黒騎士は嫌な予感がしてならなくヘヴィメタルデーモンに言った。


「ただし、油断だけはするな」


「するかよバーカ」


ヘヴィメタルデーモンは目を見開いて笑う。



そして翌日、騎士団はヘヴィメタルデーモンがライブをした教会を捜索、確認するとその特徴を聞いて人相書きを作った。


それを街の各所に配りなおかつあくまでヘヴィメタルデーモン本人達には知れないよう住人達に伝える。



そうとは知らずヘヴィメタルデーモンは大教会本部にやってきてライブの交渉を始めた。


前日に行った場所と同じようにあくまで派手な格好をするもそれは悪魔払いのためと言い放つ。


「いいでしょう、大変歓迎です」


と笑顔になりつつ司祭は腹黒いやつめ、今に見ていろ。昨日のようにはいかないぞと怒りを貯めた。


ヘヴィメタルデーモンはへっへっへ、どいつもこいつも馬鹿ばっかだぜ。ド派手にいくぜと笑いたくなる。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ