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第二百十五話 それに上から見るのと箱の中から見るのとじゃ違うんだよ



「わー、すごーい!」

「とんでもねえな」


アステリア王女とクリム王女は勢いよく変わる景色にも声を上げる。


「ほう…………」


ケイネスもエルハも言葉を失いそれに見とれた。


「これ、新幹線から見ても魔法の絨毯からそんなに変わらないと思うけど?」


リンネは思わず呆れてしまう。


「違うよ、こっちのが速いて言ってたじゃない」


「それに上から見るのと箱の中から見るのとじゃ違うんだよ」


アステリア王女とクリム王女は反論した。


「風情ってやつね。いいものじゃない」


エルハも思わず関心を言葉にする。


「そういうものかしら」


この景色に慣れているリンネには分からないものであった。


「そういうのは普通の電車で味わうものなんだけどね」


勇は思わず苦笑いする。


途中、田舎ののどかな風景を見ながら車両は進んだ。。


「この国て全部都会かと思ったけど普通のところもあるんだね」


田舎風景を見てアステリア王女は言った。


「あるわよ。それだと自然がなくて地球が温暖化するでしょ」


「おん、だん、か?」


アステリア王女は外国語のように繰り返す。


「暖かいことのなにがおかしいんだよ」


クリム王女はさっぱり分からない。

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