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第18話 冒険者たち

短めですが更新です。

「………。はい?」


俺はマップに表示された名称に心当たりが無い為、アイルに聞いてみる。


「アイル。『キラーアント』って何か知ってる?」

「な、何?突然。」

「いや、少し気になってさ。」

「キラーアントはこの辺りの森を生息域にする蟻系のモンスターよ。

獰猛で動物なら何でも食べようとするランクDのモンスターだけど…。何?いきなり。」


アイルは俺が突然『キラーアント』の事を聞いてきたので訝しげな表情で俺を見ている。


ランクDのモンスター…。

『金級』の冒険者相当の相手って事か…。

目の前で俺を怪訝な表情で見ている方向音痴のアイルではまともに戦っては太刀打ち出来ない相手って事か。


「あの…その『キラーアント』?が俺達の後ろから複数こっちに来てるみたいなんだけど…。」

「え?」


森の奥側から赤いビーコンが続々と増えている。

アイルは驚きの表情をするが、直ぐに表情を和らげる。


「またまたぁ…。私を脅かそうとしたって駄目よ?キラーアントはもっと森の奥にいるんだからぁ。ここら辺にいる訳ないじゃない(笑)」


アイルはまた両手を挙げて「やれやれ」と言った仕草をするが…あなた…迷ってましたよね?

『ここら辺』て、どこら辺か絶対分かってないですよね?


そんなやり取りをしている間にも赤いビーコンは俺達の方へ急速に近づいてくる。

兎に角このままだと一方的に襲われそうな感じだ…。


「アイル、そのキラーアントから走って逃げる事は出来るのか?」

「?走って逃げれる事は出来るけど、しつこいよ。匂いに敏感で捲いたと思っでも直ぐ見つけてくるから…。」


逃げ切れない事はないのか。じゃあさっさと逃げないと

…ん?キラーアントの群れ少し離れた所に4つの青いビーコンが移動している。

何だ?追われているのか?


………


「おいおい!何でキラーアントに追いかけまわされてんだ!俺達ぃ!!」

銀色の鎧を着た戦士風の金髪の男がそう叫ぶ。


「あんたが『新しい剣の試し切りだぁ~!』とか言って目の前にいた1匹のジャイアントアントにいきなり切りかかって行ったからでしょ!!」

それに答えるのは赤い衣装でミニスカを翻しながら走っている緑髪サイドテールのエルフの女の子が走り抜ける。


「ほんと、お前の突発的な行動には毎度驚かされるわ!!」

軽装な身なりで弓矢を時折後ろに放ちながら答えるサル顔の男。


「もぉ~~~!!どうするのよ~これぇ!!蟻系は仲間呼ぶって事は当たり前じゃぁ~~ん!!シェールのばかぁ~~!!」


「いや俺も普通のジャイアントアント1匹ぐらいこの新装備で仲間を呼ぶ前に一撃で倒せると思ったんだけどね~!!…相手が悪かった…。」

シェールと呼ばれた戦士風の金髪男は言い訳をする。


「まさかの『ジャイアント』じゃなくて、『キラーアント』とは‥。

どうしますかぁ!このまま街道にこいつら引き連れて言ったら、一般人にまで被害がでますぞぉ~!!」

ローブを羽織った神官風の男がそう叫び、ローブを踏みそうになりながら懸命に走る。


「くっそ~!これでも喰らえ!!」


そう言いながら戦士の金髪男は振り向きざまに剣を一閃する。


「キュユキャァァキュキュァ!!」


先頭のキラーアントの目にダメージを負わせられたのかキラーアントがたじろぐのが分かる。


「へっ!ざまぁみろ!!」

「アイシクル・アロー!!」


眼を傷つけられたじろいでいるキラーアントに間髪を入れずエルフの女の子から放たれた氷の矢が複数突き刺さり絶命する。


「もう!調子にのらないでよ!!」


しかし倒したキラーアントの亡骸を踏み越えて森の奥から続々とキラーアントの群れが押し寄せてくる。


「「「「「………これマジでやばくない?」」」」


4人の冒険者はお互い目を合わせ絶望する。



蒸しあつい…ですね

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