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A・f  作者: 足立 和哉
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6.ベア・ブロッカー

大ケルンからの木道を抜けると、目の前に薬師の肩までの登山道を見上げられる場所に出る。薬師岳は山頂の手前まで同じ位の標高が続く。そしてぐっと下がって人の体で肩のようになった平坦な部分が現われる。そこを薬師の肩と呼び、そこから一気に下って来ると私が今、いる場所になる。

薬師の肩までは小さな岩くずと石ころの急登である。周囲には背の低いハイ松と枯れかけた高山植物しかないので見晴しは良い。はるか彼方に薬師の肩が見えるが、根気よく休まずに歩き続ければ小一時間でその場所に着けるはずだ。そう思いながらゆっくりゆっくりと足を運ばせる。

登山道の左側は尾根の低木があり見通しは悪いが、右側はずっと黒部川の源流へと緩やかに下り、見通しが良く向かいの山々が一望できる。振り返ると槍ヶ岳や黒部五郎岳が遠くに見えている。燕岳方面は薬師岳の雄大な東南尾根に隠れて見えない。その尾根は一九六三年一月愛知大学の山岳パーティ十三人が薬師岳山頂を目前にしながら吹雪のために引き返す途中で迷い込み、全員が遭難して帰らぬ人となってしまった尾根である。見た目にゆったりとした尾根でついつい歩いてみたくなる気にさせる尾根であるが、登山道はもちろん無く、行ったは良いが黒部川の源流へ落ち込んでいくだけだろう。

ふと足元を見ると一斗缶が目に入る。まだピカピカに光っているから置いてから幾日も経っていないのだろう。表面に何やら文字が書いてあるので読むと『登山道にクマが出たら、これを叩いて追い払って』とある。缶を叩く棒が紐でくくりつけられており、中には重石がわりの大きめの石が入っていた。

先ほどの薬師沢で熊を見たという男性の話を思い出す。こんな稜線にまで熊が出るのかと改めて驚く。後で薬師岳山荘の人に聞くと今年は毎日のようにこの稜線にツキノワグマが現れていたので、その一斗缶を設置したそうである。ちなみに設置した日から熊は姿を見せなくなったそうだ。

その時、私は黒部川の源流方向の谷の傾斜に黒く動く物体を発見した。距離から見て、その大きさは、丁度、大人の熊くらいではないだろうか?明らかにこれまでのような小男では無かった。

何やら低い唸り声も下から聞こえてくる。その物体は急ぐでもなく、さりとて止まる訳でもなく確実に登山道の方へ登ってくる。明らかに四足で歩いているので熊だと確認できる。ここ数十年来、私は色々な山に登っているが、熊の足跡や爪痕を見た経験はあるものの、実際に熊の姿を見るのは初めてだった。今、熊を目の前にして太郎平で熊と遭遇した男性の興奮が理解できる気がした。

 私は、早速、傍にあった一斗缶を持ち上げて棒で思い切り叩いてみた。ガンガンと音は静かな空間に響き渡る。そして、私は「おーい、おーい」と叫び、自分の存在を黒く動く熊に知らせようとした。それで、通常の熊であれば臆病なので逃げていくはずだった。しかし、その熊は缶の音を物ともせずに歩みを止めずにゆっくりと近付いてくる。近付くにつれて何やら地響きが聞こえてくる。地震とも思われる位にその揺れの振幅は増してきた。前肢が地面に着くとズーンという音と共に大地が揺れ、後肢が着いてもズーンという音と共に大地が更に大きく揺れる。明らかにその熊の動きに合わせて大地が大きく揺れ始めて来ていた。この揺れは三角点に登りつくまで経験した例の地震そのものであった。

 一斗缶の効果が無いと知った私はできるだけ、その場所から離れようと登り始めた。しかし、熊が近づくにつれて大きくなる地震のため歩く事すら出来なくなりつつあった。自分が倒れる方向によっては黒部川の源流方向へと転落しかねない状態だ。谷の方向を見ると、その熊は既に十五メートル程の近さまで登り着いていた。そして、その熊がかなりの大きさである事に目を見張った。本州にいるツキノワグマよりも、さらに北海道にいるヒグマよりも遥かに大きいその熊は、例えて言うなら象の大きさを持った熊であった。黒い巨大熊は私を凝視しながら歩みを止めた。私は巨大熊から目を逸らし、ゆっくりとゆっくりと登山道を登り始めた。しかし、周りに遮る物は何もない細かい岩屑の道だ。巨大熊から逃げ込める場所もない。その時、ゴオーという耳をつんざく音がすると共に地面が大きく揺れた。巨大熊の吠える声だ。この巨大熊も私だけにしか見えないのだろうか?巨大熊による地震も私にしか感じられないのだろうか?

 先行していた中年の登山者は、既に薬師の肩付近に小さく見えたが、何事も無いように歩みを続けていた。やはり、私にしか巨大熊は見えていないのであろう。それはそうだろう、象の大きさの熊は現実の世界には存在しないのだから。それならば私を助けてくれるラミドやピルカイのような超人が現われるのではないか?私は密かにそれを期待した。背後から特有の獣臭が鼻に着いてきだした。

「やばいな」私はようやく冷や汗が出てくるのと同時に背筋が寒くなるのを感じた。

 その時、ビシッという音が背後でした。頭を手で覆いながらそっと後を振り返ると、巨大な熊の首の周りになにやら縄のような物が巻き付いていた。巨大な熊はグウと鳴き声を上げながら後ろに引かれるように崩れて行った。ドーンという地響きが鳴った。これも相当な地震になったが、不思議と先ほど感じた震度はなかった。そして、後向きに倒れた巨大熊の後にはボディーの長い鞭を持った逞しい山男が立っていた。彼は身長が二メートルを超えて、肩幅も広かった。

私は彼より高い位置にいるはずだったが、彼の方がまだ高く見えるようだった。九月下旬だと言うのに黒い半袖のTシャツに黒色の短パン姿、そして同じく黒いバンダナで頭全体を覆っていた。さらに彼は巨大熊にも負けない位に顔中が髭もじゃだらけであったので、彼自身が熊のようだった。

巨大熊は首に絡まった鞭をどうしようもなくもがいていた。それを見ていた巨漢のその山男は巨大熊の腹に自分の大きな足で蹴りを入れた。急所に当ったのだろうか、グフと唸ったかと思うと巨大熊はぐったりとなってしまった。

「死んだのですか?それにしても危ない所をありがとう。あなたもラミド達と同じような人達ですか?」私は現実離れした巨漢の山男を前にして聞かずにはいられなかった。

「この熊は気絶しているだけですよ。いや、俺の前で死んでいる振りをしているだけですよ。よく熊に会ったら人は死んだ振りしてその場を凌げと言うけれど、俺の前では逆になるんだ」そう言うと巨漢の山男は大声で笑った。

「俺の名前はベア・ブロッカーと言います。ラミド兄弟とは親しいですが、別の種類の人間ですよ」

巨漢の山男の名前もなんだか人間離れした名前だと私は思った。

「今日は、不思議な目にばかり逢っています。私に一体何が起こっているのでしょう?」私は目の前にいるベア・ブロッカーに聞いてみた。

「それについては俺達もびっくりしているよ。頻回に山の精や森の精が出てきて、おまけに巨大熊まで出てくるなんていう状況はそうあるものじゃない。神霊があなたを怖れているのか、あなたに怒りを感じているのか、いずれにしても神霊があなたを罰しようとしている意図は感じられるな」

「何故、私が罰せられねばならないのでしょうか?私以外の人で、こういう目に遭った人は今後どうなってしまいますか?」私は一番気になる事を聞いた。

「それは俺にも分からないな。これから薬師岳の山頂に向かっていく途中で答えが見つかるのではないだろうか。ただ、今までの出来事を怖がって下山するという考えだけは起こさないようにするのが大切だと今の俺に言えるのはそれだけだな。これまでも、途中、下山せずに登山を継続したのは正解だな。答えが得られないままの下山は命取りになりかねないからなあ」ベア・ブロッカーは私を忠告するように真剣な表情で言った。

一呼吸置いてから「いつも出てくる名前で神霊というのは一体何ですか?」私はなおも質問を続けた。

「神霊は、俺達にとっては善でも悪でもない存在なのだが、何かが起こると俺達にとって極めて不都合な動きをするこの山の神だ。古来、山は信仰の対象になり、仏教の対象になったり神道の対象になったりしている。薬師岳は人間達によって山頂には薬師如来像が安置されているのはご存知だろう。薬師如来は古来より医薬の仏として信仰されている。つまり人間達は薬師岳を仏教の山として認識している。しかし、初期人類が現われた七百万年前よりも、もっと太古の時代から、この山は創造主たる神の末裔が統治しおり、それは今も存在している。この山には神仏が混淆している訳だが、だからと言ってこの山の動きが変になっている訳ではない。それは、これまでの長い歴史が証明している。要するに神霊というのは薬師岳を統治している山の神になる。その山の神が何故あなたに興味を抱いているかは、さっきも言ったようにこれから登山を続けている内に分かるだろう」

ベア・ブロッカーは少し話し過ぎたかなというような戸惑いを持った顔をしたが、直ぐにあっけらかんとした表情に戻り「では、これで」と言うと、気絶しているのか死んだふりをしているのか分からない巨大熊の左足を掴むと、引きずり下ろすような恰好で黒部川の源流の谷の方へと軽快な足取りで下りて行った。

周囲は、再び静かな高山の雰囲気に戻った。いつの間にか薄い雲が上空を覆っていたので、日差しは弱くなり、山々の鮮明さは少し落ちてきた。しかし、槍ヶ岳や黒部五郎岳の山頂近くにはガスがかかり始めてはいたものの、遠くの山々を見晴らす事は十分にできた。もうすぐ薬師岳の肩部分に到達しようとする頃に、太郎平小屋に重い荷物を置いて山頂を往復しようとしているのか軽装で登ってくる五十代半ばの夫婦とその息子と思われる二十代前半の青年が私に追い着いてきた。

「こんにちは」と先行していた息子が私に挨拶をしてくる。

「見通しが良くて素晴らしいですね。丁度、気温も良くて」と更に続ける。

私も彼の意見に同意しながら、来る途中で地震に遭わなかったかを聞いてみた。彼は怪訝そうに私を見て、地震を否定した。やはり、私だけしか地震は経験していないようだ。おまけに森の精や山の精の話をしようものなら私は頭の狂った人間と受け止められかねない。

 軽装の彼らの歩調は速い。重いリュックを担いだ私の登りの速度は一気に落ち込んでいる。アッと言う間に彼らに追いつかれ、追い越されて、更にどんどんと差を開けられてしまった。

 やっとの思いで薬師の肩に着く。そこは広々とした砂利の広場である。黒部川源流からの吹き上げる風が次第に冷たく感じられ始めた。左側には所々に鉄製の棒が刺してあり、先端の輪っかにロープを通して登山道を誘導している。二つ目の小さなこぶを抜けた先に薬師岳山荘がある。

 薬師岳山荘は絶えず風が吹き抜けるような薬師岳の肩の隅に建てられた山小屋で、小屋の入口の前は風除けの石組みが作られている。標高は二千七百一メートルである。二〇一〇年八月にそれまであった山小屋を改築して作られた、まだ真新しさが残る山小屋である。きれいなのだが、唯一の欠点と言えるのは立地上の都合で、水が雨水しか使えない点である。雨水を貯めているため、直接の飲料はできない。必ず煮沸して利用する必要がある。もしくはペットボトルの水を購入するかだ。手洗いもポリバケツに貯めた雨水を柄杓ですくって少量ずつでしなければならない。それほどに水が貴重な山小屋でもある。しかし、この手の山小屋は日本にはちょくちょく存在しているので珍しくはない。

 時間は午後十二時十分、大ケルンの場所からおよそ一時間の道のりだ。チェックインする前に腹も減ってきたので昼食を小屋の外にあるテーブルでとる事にした。昼食は今朝タイマーセットで炊きあがったご飯を弁当箱に詰めて、その上に梅干しを乗せたものと前日コンビニエンスストアで買った焼き鳥の缶詰である。それにしても黒部川源流から吹きあげてくる風が冷たい。簡易コンロでお湯を沸かして作ったインスタントスープを啜ると腹の中に暖かさが伝わり元気も出てくる。

 二十分程、昼休憩をとってからリュックからサブザックを取り出して薬師岳山頂を目指す。サブザックの中にはレインウエアと非常食のカロリーメイトにカメラ、さらにサイドポケットにはペットボトル二本である。もしもの事態を考えて小型のヘッドライトもザックの中に入れておいた。これで随分と肩の荷が軽くなる。山小屋の目の前から山頂への登りが始まる。最初、少しブッシュの中を登るが直ぐに広々とした細かい岩くずだらけの稜線歩きとなる。

やがて石造りの避難小屋が見えてくる。そこを右に辿るとかつて愛知大学山岳部が迷いこんだ東南尾根に続く。また登山道の先には薬師如来像が納められている山頂の祠が見える。山頂までは岩道の緩やかな登り下りを繰り返し軽やかに歩いている内に、いつの間にか着く。薬師岳山頂の標高は二九二六メートルである。途中、私を追い抜いていった親子三人連れが下ってくるのに出会う。これから太郎平小屋に戻り、薬師沢の山小屋に向かうのだという。元気な親子連れである。

山頂までは薬師岳山荘からは約四十五分と言ったところか。その頃にはいつの間にか風も凪いで、静かになっていた。山頂には先行していた登山者が二グループいた。さすがに平日だけあって登山者も少ない。

祠には黄金に輝く小さな薬師如来像が窓ガラス越しに見える。柔和な顔に見えたが、じっと見つめているとその小さな顔が次第に大きくなるような錯覚を覚えてきた。ラミド達が神霊と呼んでいたのは薬師如来ではないはずだと思いつつも私にだけ不思議な笑みを浮かべているように見えてきた。

「すみません、よろしかったら写真撮ってもらえませんか」と背後から突然声をかけられて私は体が少し跳ね上がるくらいに驚いた。

振り返ると先行していた一つのグループの内の二人連れの若い男性達だった。私は快く彼らの申し出に応じて薬師岳山頂の名前の付いた柱をバックに写真を撮ってあげた。

「どうですか?写真撮りましょうか?」と一人の男性が言ってきた。

自分の顔やスタイルに自信の無い私は普段は山頂で自分の写真は撮らないのだが、まあ申し出を断るのも悪いからと薬師如来を納めている祠を後にして写真を撮ってもらった。

「どうですかね、確認してみてくだ・・・」写真を撮ってくれた若者は私のデジタル一眼レフカメラの表示画面にでた映像を見て絶句した。

不思議に思いながら、私は彼からカメラを受け取り、再生画面にしてみた。そこには祠の前に黄金に輝く薬師如来が写っており、更にその左側にラミド、メキレーン、ピルカイがそれぞれ私と会った時のままの登山の服装をし、例の悪戯っぽい笑顔で並んで立っていた。右側には先ほど会ったばかりのベア・ブロッカーの巨体も写っており、更にその右側には見知らぬ男性が二人立っていた。

「あなたには、この写真に写っている人達が見えるのですか?」と私は思わずその若者に聞いた。

「見えますよ。それって幽霊ですか?直には見えないし」その若者は連れの男性に私のカメラの画像を見るように促した。

「なんだよ。この人と祠しか写ってないじゃないか」その連れの若者は少々がっかりしたように答えた。

「そんな訳ないだろう」と最初の若者が再びカメラの再生画面を覗くと、不思議な事にもうラミド達の姿は写っていなかった。私が再度見た時も彼らは写っていなかった。

「確かに写っていましたよね」と最初に見た若者は私に確認を求めるように薄気味悪そうに聞いた。

「ひょっとして、君は登山の途中で地震を感じなかったかね?」と若者の質問には答えずに聞き返した。

「そういえば、薬師峠から沢を登る時に、何だか体が揺れると言っていたよな。俺は感じなかったからお前の気のせいだろうと言ったけど」もう一人の若者が先に答えた。

「で、小さな山男とかは見なかった?」私は気になっていた事を聞いた。

「地震のある少し前に確かに何人かの小男達が穴に飛び込んだり、出てきたりするのを見ました。その時は随分僕も疲れていたので、連れに話して馬鹿にされるのも癪なもんで黙っていたんです。でも、その時だけだったから」

「今、カメラに写っていた人達には会っていませんか?」

「いや、僕の見たのは小男だけです。あれは現実だったのでしょうか?」不安そうになる若者である。その傍でもう一人の若者は興味深そうに私と連れの若者を見比べている。

「私は折立から登り始めて五回以上も小男や大きな熊を目撃して、その度にカメラで写っていた人達に会ったのですよ。君のように地震を一回しか感じず、カメラに写っていた人達にも会っていないのなら、まあ、特に問題は無いのじゃないかな」と私は特別に根拠がある訳では無いがそう答えた。

「五回以上なんて重症じゃないですか?直ぐに医者に行くべきじゃないですか?」興味深そうに私達の話を聞いていたもう一人の若者が言った。

どうもその若者は私が脳の病気を患っていると勘違いしているようだ。しかし、自分にだけ見えて、他の人に見えない現象が起こるというのは普通は脳の病気と考えても仕方がない。それを私自身が信じたくないだけかもしれない。

 それにしても私ほどではないものの小男達の姿が見えた人がいたという事実は、私にとっては一つの救いであった。つまり脳の病気ではない可能性があるという事ではないか。であれば彼らは何者だろうかという話になる。それを解決しようと頭を働かせる方が脳の病気になりそうな気がした。

「まあ、お互い、気を付けて登山を楽しみましょう」と私は彼ら二人と別れて薬師如来が納められている祠の裏側に回った。



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