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蒼羽のつぶやき:なんだこれは
気象予報士第1部、37話。
緋天を助けた日の蒼羽の葛藤。
こんな風に掻き乱されるのは好きじゃない。
いつも通りの、変わらない毎日に戻りたい。
それなのに、今もどうしようもなくあの笑顔を欲していて。
いつまでも自分の隣で笑っていてほしいと思う、これはベリルの言葉を受け入れれば「恋」の一言で片付けられるようだ。そんなに簡単にこのおかしな痛みに説明をつけられた事に腹が立って仕方がないし、そんなものに自分が関わってるだなんて認めたくもない。
ただ、もう限界だった。
今日、緋天が泣きながら震えているのを見たら。
何が何でも自分を認識させて、そしてそれに安心してほしいと。
理屈よりも、体が先に動いた。緋天に腕を伸ばしていた。
その瞬間、どこかに火がついた。
あの日いなくなった父も、きっとそんな感じで体が動いたんだろう。




