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大清天使・魔王 共通

昨日はグロズドーと狛天使の争いが勃発、三天使、魔王の登場など様々な問題事があったので家につくなりどっと疲れ、家のベッドに倒れる始末だ。

睡眠はちゃんとったのになかなか疲れは取れない。

外側の怪我ならすぐに修復出来るが内側は時間がかかる。


それにしても魔王シヴァルダーレ、性格は話に聞いていた通りの悪魔柄。

顔を合わせるのは昨日が初めてだが、統治者の割に外見は若い。

それに不満があるわけではないが、それには驚いている。

もう少し年配の方を想像していたのと、大体の権力者は老いているし

老いてこそ威厳が出るイメージがあった。


―――もちろん例外はある

彼と同い年の大清天使も天界の長で、結構な年月を過ごしているがその見た目はタレ目と泣きボクロが印象的な若者だ。


――――

大清天使はマーベルが青銅聖霊堂に所属する日に天界の長となった。

それまで天界を治めていたのは階級零位の天使であったが現在行方不明となっている。

その理由を目撃したのは同日聖堂へ訪れたマーベルなのだが、当時の事は一切覚えておらず

まるで誰かが抜き去ったかのようにそこだけ記憶がクリアなのだそうだ。


「あの方にも困ったものです」


「フ…まったくだ」

――――――

「マーベル!」

叫びながら飛んで来たのはチェルザー。

そんなに慌てて何事かと心配になったマーベルが尋ねてみると

大清天使がマーベルに用があるとだけ伝えてどこかに飛んで行ってしまった。

流石は落とし物用天使だ。


関心している場合ではない。

マーベルは急いで大清天使の元へ向かう。

――――――

「よく来てくれました」

彼がいるのはパレスナエンゼルという最上階なので結構時間がかかる。

何より疲れるのでなるべく登りたくない。


「あの…は…大清天使様…ご用とは…」


登ると言ってもただ飛ぶだけだがエネルギー消耗はひどい。

思うように言葉を発せない、これが息切れか

悪魔には呼吸という機能があるらしいが天使にはないがその息切れらしき事を毎度ここに来ると実感する。


「マーベル、貴女はどちらを選びますか?」


どちらを選ぶ、と聞かれても、なんのことか判からないと、マーベルは目を点にしている。

すると別室から魔王が現れて衝撃的な事を告げる。


「貴女はいたぶるのと」

「痛めつけられるの」


「「どちらが好き・ですか/だ?」」


二人が同時に質問をしている。

マーベルは、どちらを選べばいいのか、困惑するばかりだった。

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