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ソチーノ① 狛天使
「じゃあ狛天使くんに頼もうかな」
そういうと狛天使くんは眼鏡を上げる。
聖天使は盤を崩しながらテーブルに突っ伏す。
「戦いにも勝負にも僕が勝ちましたね」
――というわけで、さっそく空気の綺麗な森へやってきた。
「マーベルさん、翼をこちらに向けてください」
「うん」
昔の彼はいまより小さくてマーベル姉さんといいながら可愛らしく後をついてきていた。
いまでは私と同じくらいの背丈となり、目線も近くなっている。
なんというか最近、10年前からそっけないし、可愛らしさは減った。




