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レラーモ① 悪魔の兄

私は星天使に逆らえずそのまま彼に手を引かれる。

振り替えってレラーモを見ると目が合う

彼はすぐに目線を反してこの場を去ってしまった。


その際、彼は悲しそうな表情をしていたような気がした。

私は星天使に捕まれた手首を捻り、レラーモを追いかけた。



彼が行きそうな場所は十中八九魔界だろう。

もし今いなくても彼が帰ってくるのはここしかない。

でも会ってなにを言えばいいんだろう

悲しい気持ちにさせたことを謝りたくて―――――?


浮かぶのはそれくらい、こんな風にぎこちなくなることは今までなかった。

うまく伝える方法が浮かばない。

そもそもレラーモが悲しそうにしてたなんて私の勘違いかもしれない

去ったのだって彼が暇じゃないからだろう。

もしそうでも私が星天使様と手を繋いだからなんて理由は自意識過剰すぎる。

――――――


「好き…嫌い…普通…」俺は花弁をひとひら一ひら千切る。

これを20回繰り返しても結果は変わらない。


「嫌いよりマシだけどさ、普通が一番嫌なんだよなあ…」

そう好きでないなら普通と言われるよりハッキリと嫌いと――――――?


背後から声がしたので振り替えってみる

そこにいたのは赤髪の天使、つまりはマーベルの弟のチェルザーだろう。


「君は…マーベルの弟?」

わざわざ確認を取らなくても天使で魔界に来るのはマーベルかその弟くらいなのでそうだろう


「ああそうだぜ未来のアニキ!」

いま幻聴が聴こえたような…未来の兄貴?俺がマーベルの弟の義兄?


「まアンタもアイツの旦那なんて冗談でもいやだ「…未来の義弟、彼女の、マーベルの好みを教えてくれないか…」

俺がマーベルの夫ということか…?

「えマジで?」


そうとなれば本人の同意を得て実現する――――

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