いそげや
その時代なんてえも押しましても何でか落語って言う物は、江戸時代の話になるんですが、まあそれはその時代に作られたから仕方がないんですが
しかし今の時代は凄いですねぇー、全く、空は飛ぶは地下には潜る
挙げ句の果てには宇宙なんて所にいくんですから全く恐ろしいもんです
自分なんて寝床の中で空飛んでた方がよっぽどいいんですが
まあしかし、世の中物が変わってえも人間なんて物はそう変わらないでしょうな、たとえば今の人間が江戸時代に言って暮らせないかっていったらはじめこそどうであれ、別段空気の中に毒が含まれてるわけでもあるまいし、死ぬってことはないでしょう・・しかしですよ、今の人間は徐々に徐々にその排気ガスや何やらガスなんかを吸っていますが、昔のそんな物死らない人間を連れてきてご覧なさい、一発での度詰まらしてしんでしまいますよ・・・なんてことはシラウヲを今の荒川なんかに放流するのとは違うでしょうが、しかし驚くでしょうな
「おいおいなんだいおい、全くこれは目がチカチカするねー」
「本当ですなー、え、あれなんです、ものすごいでっかい鳥が空高くうるさく飛んでいきましたよ」
「ありゃきっと未来の化けもんだな」みたいなことでも言うんでしょうかね、全く
しかしどうでしょう、やはり人間なんて物は根本的にはくって寝るだけですね、まあしかしそれだけなら機械にも出来そうなものですが
しかしこの寝ると言うことが難しいらしい、人間の脳の99パーセントは使われていないらしいですが、最近の研究でそののこりの99パーセントは眠っているときにめまぐるしく使われてえいると聞きまして
はあ、もしかしたら寝ている時間が本当に生きてる時間なのかねーとか
よく寝る奴は実は馬鹿ではなくて天才なんて思いましてえ
まあそんなことでかみさんに、その話をしましたところ
あんたはよく寝ても馬鹿の天才だなんて言われまして全く物事は上手く行かないですな
「えーーーただいまより最高の仕分け制作を始めたいと思います
ただいま全地球の人工は一千億人を突破いたしまして、このままでは全人類は滅亡の危機に瀕します
しかしみなさまご安心ください、我々地球人には発展したテクノロジーにより増すロボット達がおります、彼らは人間のように何かを悩まず
またま違うこともございません
ですので彼らに任せましたところ、人間の数を減らそうと言われまして
今から皆様方の中で必要な人間と必要ではない人間に分けさせていただきます、では右の方から一列に」
「凄いことになったねーおい」
「ええ、何でもこいつはだめだと判定した人間はすぐに殺されてしまうようですよ」
「それえは惨い話だね・・何か方法はないのかい」
「方法って言うとどういう」
「ほらたとえば頭が良いとか」
「・・・・・さあ」
「さあって、このままなら俺死んじまうよ」
「何か悪いことでもしたのかい」
「してねえけどよ」
「本当かい」
「ああ、そこまではしていない」
「いやでも今の時代人権よりも平和だからねー、なんかやら課したのを撮られていても可笑しくないよ、なんだい今のうちになんか策を練ることだって出来るかも知れないから言ってもなよ」
「・・・うん言いにくいんだが」
「ほら言ってみなって驚かないから」
「そうこまで言うなら言うけど・・・お前の家に火をつけたのは俺なんだ」
「なんて言った」
「言いにくいんだからしっかり聞けよ」
「ああ悪かった」
「だから去年お前の家が火事になっただろ」
「ああ、お前が一番に助けに来てえくれた」
「実はあの日仕事が遅くなって終電のがしてさ、それでお前んちが近くだからそこで今日は泊めてもらおうと言ったわけよ」
「うんうん」
「そこで起こすのも気が引けて、お前が前に隠してあった合い鍵を取って家の中に入ったわけよ
そこでまー、寝煙草してコックリコックリしてたらふときが付くと火が上がってる、これは不味いって言うんで電話して、お前を起こしたと」
「・・・それはまあ、死刑だろうな」
「・・・・・・・なあ、どうしたらいい」
「諦めろ、相手が知らなくても俺がバラす」
「おいおいえらい奴に話しちまったな、やっぱりこころのうちに黙っておくべきだったか」
「でもまあ良いよ」
「許してくれるのか」
「うん、どうせ死ぬ人間を今更怒っても」
「おいおい殺す前提かい」
「でもこれはもしかすると良いことなのかも知れないぜ」
「良い分けないだろ、これだけ勉強してがんばって今日まで生きてきたのに、突然しねなんて言われたら、それこそ人権がないじゃないか
いくらロボットが正しくても心がなければ」
「そうは言うけどさ、人間が増えすぎたせいで、植物という植物は切られ
動物という動物は、食べられることもなく場所を追われ野垂れ死にしていく、最後に人間だけ残ったけれど、このままではこの星が危ないとは思わないかい、そうかんがえると仕方がないのかも知れない」
「おいおいお前そんなキャラだったか」
「うんこうしておけば良い人だって言って生きられるかも知れない」
「おいおい」
そんな条令が出されると世界はてんやわんやしまして
しかし世界は人間ではなくロボットが仕切っていますので
その鉄と肉ではどうしてもそっちの方が強いので
暴動なんて物は直ぐに収まる
しかしこのままではしんでしまうかも知れない
そうなってくると誰が考えたのか
「生き残る十の方法会論」
だとか
「これだけはやっておけ、一日で生き残れる人に」
「生き残った人に聞いた、生き残れる人と残れない人の違い」
「決定版、ザ・ファイナルヒューマン」なんて物が店頭のあらゆる場所を独占しまして、ものすごい騒ぎ
「凄いねー、これ君呼んだ、何でも勉強しなくても良いらしいぞ」
「それは違うね、あくまでも良かったのは少数であって、数的に言えば
頭が良い大学の方が生き残っているのだよ」
「ほう、君はどんな本を読んでいるんだい」
「僕かい、僕は勉強書を呼んでいるんだ」
「勉強書、そんな物よりも生きろこれることを書いた方読んだ方がいいのではないか」
「いや僕は今から勉強して東大に入ろうかと」
とまあ、すごい騒ぎ
今まで宿題が嫌だから逃げ出していた子供は
これは不味いと勉強し出す
それを見て狂喜乱舞する親に
「君たちもやらないと死ぬよ」なんて言うもんだから
それれならやってみるかと、猿でも分かる社会なんて物を読み出して
そうかと思えば
「人は心です」
なんて宗教がはやったりと、ものすごい騒ぎ
「ちょっ、ちょっと見てください、あれ、あれたしか去年殺人したって言う、小宮下容疑者ですよ」
「本当ですね、あれはきっと弾かれますよ、何でも罪を犯した人間は百パーセント弾かれるってこの前書いてありましたよ本に」
「それなら無理ですね、ああ本当にそんなことしなくて良かった」
そんなこと言っていると
「ピンポン」○印なんか出ちゃったりして
「おいおい君の言っていることが違うじゃないか」
「おかしいな・・・・嫌でもやつが生きているんだからと」言ってみると見事に×
「ちょっ、これはどう言うことですか、何であんな人間が」
とロボットに言っても返事はしない
それどころかずるずると泣きわめく男を引きずっていく警備ロボット
それを横目にその犯人は正解者だけが隔離されている場所に連れられていく途中
「すいません、何で彼らのような一般市民が殺されて僕みたいな人間が生きられるんですか」
するとその人工知能のロボットが
「いえ、これはただランダムに選ばれているに過ぎないのです」
「良いんですかそんなことして」
「ええ、善人だけの世界なんて物はありませんし、悪人だけでも世界は変わりません、それに」
最後にロボットは
「我々に善悪を区別できません」