表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/44

用語解説

簡単に用語解説。私の備忘録ともいう。

話が進めば増やす可能性があります。

【魔法】

この世界では、魔法の構成式である魔法式に魔力を流し込むことで発動する。他にも魔法陣を使用する方法もある。簡単だが、魔法発動までのタイムラグが長いので、魔法陣を使用する人は少ない。また、超能力的な特異能力も存在する。念じるだけで使用できるものは基本的に超能力に分類される。


魔法は幾つかの系統に分けることができる。


『念動力系』

放出魔法

強化魔法 ― 身体強化魔法

      ― 防御魔法

運動魔法 ― 移動魔法

      ― 振動魔法

      ― 回転魔法 ⇔ 反回転魔法

治癒魔法 ― 回復魔法

      ― 促進魔法


『精神感応系』

精神感応魔法 ― テレパシー

        ― 読心魔法

精神干渉魔法 ― 洗脳魔法

        ― 幻惑魔法

        ― 魅惑魔法

        ― 認識変化魔法

情報魔法   ― サイコメトリー

        ― 過去・未来視

        ― 透視魔法

        ― 解析魔法

        ― 情報操作魔法

記録魔法   ― 瞬間記憶魔法

        ― 記憶操作魔法


『補助魔法』

方陣魔法 ― 付属魔法

      ― 定着魔法

      ― 召喚魔法

増減魔法 ― 反復魔法

      ― 増幅魔法


『その他』

特異魔法に分類されるもの

予知能力

心理干渉魔法

生命魔法

        など


【魔術師】

魔力があり、魔法を行使できる人間のことを指す。魔力があっても魔法が使えないものは「魔力持ち」と呼ばれる。魔術師でなくても魔力があれば国に登録し、FCUを身に着けなければならない。魔術師は差別される傾向があるので、FCUを身に着けているというだけで冷遇されることもある。そのため、魔力があれば大抵の人間は魔術師としての訓練を受けるようになる。ただの魔力もちではなく、魔術師の方が働き口が多いからである。

曲がりなりにも魔術師であれば、魔法式に魔力を流し込むことでたいていの魔法を行使できる。しかし、向き不向きは存在し、攻撃系の魔法が得意なものもいれば、ほとんど攻撃系魔法が使えないものも存在する。これを魔法傾向という。

現在、世界の人口の3分の1が魔力持ちで、そのうち3分の2が魔術師だと言われている。魔術師は冷遇されると同時に、利用しようとする者も多いので、魔力があることで捨てられたり、逆に引き取られて魔法を酷使させられることもあるので注意。



【FCU】

Force Counter Unitの略。日本語で魔力相殺装置。その名の通り、魔法を制御するための機械である。ブレスレットやネックレスなど、アクセサリー型になっているものが多い。

どんなに訓練された魔術師でも、とっさに魔法が暴走することもある。それを抑えるための機械。魔術師が身に着けるFCUのうち必ずひとつは政府発行のFCUでなければならないという規定がある。政府が魔術師を管理するためである。魔術師である、という届け出を役場などに提出すると、1週間以内に送られてくる。政府に登録していない魔術師は違法として取り締まられるので注意。

ひとつから3つが、身に着けるFCUの平均。それ以上身に着けている場合は、何らかの特異能力を持っている可能性が高い。中には、FCUが外れると警報が行くものもある(この場合は魔法省に警報が行く)。また、機械自体がその人の魔力に耐えられず、破損することもありうる。

このFCUは魔術師の魔力を制御するため、有害な電磁波を発している。脳への影響はほとんどないが、たまに気持ち悪い、と感じる人がいるようである。



【ミネルヴァ魔法学院】

世界的な魔法学校である。本校はイギリス・ロンドンに存在する。創立は300年ほど前の19世紀。日本校は第12分校であり、100年ほど前に創立した。この学院が爆発的に広がったのは、最近になってのことである。なお、現在では各国の首都にこの魔法学校は存在するが、ミネルヴァ魔法学院以外の魔法学校も存在する。魔法学校自体はひと県につきひとつ以上は存在している。

中等部が4年、高等部が3年。世界的に5・4・3年教育が導入されているためである。生徒数はその国の分校によりまちまちだが、たいていは200名から300名。本校のみ400名の生徒を受け入れている。


ここからはミネルヴァ魔法学院第12分校日本校について記述する。

日本校では中等部生徒250名、高等部生徒300名を受け入れている。中等部は7クラスで1クラス35人前後。高等部は8クラスで、1クラス38人前後。クラス分けはアルファベットが順に振られている。高等部の場合は、A~Dが文系、E~Hが理系クラスとなっている。

基本的に午前中が一般教養、午後から魔法科目の授業が行われる。土曜日は第2、第4土曜日が半日、第1、第3土曜日は1日学校である。

ミネルヴァ魔法学院日本校に通うには、家が学校から通学時間1時間圏内にあるか、寮に入るしかない。高等部で50名の追加募集があるのは、中等部時代に親から寮暮らしの許可が下りない子供が多いからである。


魔法科目としては、『魔法文学』『魔法論理学』『魔法実技』の3科目が必修で、『魔法史学』『魔法法学』『魔法社会学』から1つ、『方陣学』『魔法数学』から1つ、『魔法物理学』『魔法化学』『魔法生物学』 から1つ選択。計6教科分の魔法の授業がある。


魔法学校であるが、修学旅行的な学外研修、運動会、文化祭なども存在する。


ちなみに、日本校の土地は、鷺ノ宮家が提供したもの。



【魔法道具】

魔法使用を補助する道具。もしくは一般人でも魔法を使えるように魔法式が込められた道具のことをさすが、こちらは主に魔導具と呼ばれる。そのため、ここでは魔法補助用の魔法道具について記載する。

魔法道具の使用者は結構多い。魔術師は魔法道具の補助なしでも魔法、もしくは魔術が使えるため魔術師と呼ばれるのだが、より特定的な魔法を使うために魔法道具を使用することも多い。


たとえば、成原なりはらあおい所有の魔法道具である銃だが、あれは魔法射撃用に使用される魔法道具である。実体としては実弾の入っていない拳銃に近いが、実際に弾を込めることはできない。魔力に耐えうるつくりをしていて、使用者(この場合は碧)は魔法道具を通して魔法式を展開、魔力を送り込むことで使用している。碧の場合、拳銃の魔法道具2つを持ち歩くことが多いが、狙撃銃型魔法道具も所有している。彼が魔法道具を使うのは、魔法道具を使用せずに魔法を行使すると、精密射撃が不可能になるからである。


香坂こうさか悠李ゆうり千尋ちひろ姉弟、篠崎しのざき晃一郎こういちろう氏家うじいえ透馬とうまなどが普通の剣(もしくは木刀や杖)を魔法道具のように使用しているが、彼らが使用しているのは魔法道具だけではなく、普通の道具であることもある。普通の道具に強化魔法をかけて使用しているが、やはり魔法の伝達速度は魔法道具の方が早く、耐久性も魔法道具に比べて劣る。


基本的に、魔術師が道具を使用するのは魔法を補助するためと言って差し支えはない。



【使用制限魔法】

国、もしくは世界的に使用を制限されている魔法のこと。使用は許可制で、勝手に使えば裁判ものである。能力によっては、裁判なしに逮捕される可能性もある。実質的に、魔術師を縛る法律。とはいえ、魔術師は簡単な魔法を日常的に使用していることが多い。


日本では、使用制限魔法は第1級から第3級に分けられている。第1級が最も制限が厳しい。たとえば、


第1級使用制限魔法『心理干渉魔法』(行使者:香坂悠李)

第1級使用制限魔法『熱溶解魔法』(行使者:香坂智恵李)

第2級使用制限魔法『自然干渉魔法』(行使者:鷺ノ宮恭子)

第2級使用制限魔法『長距離狙撃魔法』(行使者:成原碧)

第2級使用制限魔法『大規模共振魔法』(行使者:篠崎晃一郎)

第2級使用制限魔法『絶対零度』(行使者:香坂千尋)

第3級使用制限魔法『視界共有魔法』(行使者:水瀬レイチェル)


など。プライバシー侵害、自然破壊、非人道的な能力に制限がつけられやすい傾向がある。


国外では、S、A、B級に分けられ、第1級がS級に相当する。

法律上、第3級使用制限魔法は『一般の魔法よりも威力が大きく、かつ、人の脅威となりうる魔法』、第2級使用制限魔法は『第三級より威力が大きく、かつ、人に対して甚大な脅威となりうる魔法』、第1級使用制限魔法は『国家、もしくは世界的に脅威となりうる魔法』と定義される。

一般的には、第3級使用制限魔法は『事故』レベル、第2級使用制限魔法は『災害』レベル、第1級使用制限魔法は『災厄』レベルと称される。



【魔法大学】

大抵「魔法大学」と呼ばれるが、魔法大学にはロンドンに本校を置く、「ミネルヴァ魔法学院」系統と「日本国立魔法大学」系統が存在する。「ミネルヴァ魔法学院」系統の大学は各国に1校ずつしかない。「日本国立魔法大学」系統だと、日本各地に数十校存在する。専門大学も多いが、一般の大学に魔法学部があることもある。しかし、本格的に魔法を学ぶのならば、やはり「魔法大学」に進学すべきである。

「魔法学校」と一言で言っても、様々な学部が存在する。通常の魔法学部、魔法工学部、魔法科学部、魔法文学部など。




ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ