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その2
短いです
とある初夜を迎える夫婦の寝室。
「お前を愛するつもりはない!」
夫が言った。
私は無言で夫を見る。
「なんちゃって!嘘でした〜!」
私の冷たい視線に気付かない夫は、はっはっはっと笑った。
後から嘘と言えば、何を言っても許されるとでも?
私は無言で、自分の部屋に戻り、夫婦の寝室へ繋がる扉の鍵を掛けた。
執事を呼び、夫を摘み出すように指示した。
夫は、婿入りしたのに、何を偉そうに言っているのだ。例え、嘘だとしても。
言って良いことと悪いことがある。
いい年した大人が、それを分からないなら、我が家には必要ない。
屈強な護衛騎士達が、夫を邸から摘み出した。
門を閉める時
「明日には離婚の手続きが行われます。ご実家にお戻りください」
と、執事は言った。
「え…?」
寝衣のまま、邸から追い出された夫は、しばらく門を叩いていたが、誰も出なかったので、仕方なくトボトボ歩いて実家に帰った。
次の日、離婚の手続きをすぐにした。
夫は、初夜に家を追い出された婿として有名になり、実家からは勘当されたらしい。
まぁ、興味ないけど。
その後、私は、新しい夫と幸せに暮らした。
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