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第34話 S級冒険者現れる?!

 「お父様……?」


 「そんなことはどうでもいいー。武蔵伝えないといけないことあるでしょ。2人に聞いてもらおうー。」


 「あっそうだった!!」


 伝えることをすっかり忘れていた俺は、炎帝に牢獄での出来事を話すと指を顎に当てながら「うん、うん」と頷いていた。


 そして、俺が言い終わると同時に炎帝は発言した。

 

 「それが事実だとすれば、噂は本当だったということか……。」


 「噂ー?」


 「国王様からの依頼で、最近この街の様子がおかしいので調査して欲しい。と頼まれて、ここまでやってきたのです。実際に商人の街と言うぐらいですからちょっとした物価高は分かりますが、この街はおかしな値段で売られてる商品が多々ございます。領主はこういうことをしっかりと守るように言わないといけないはずなのに、それがなっていない。それで怪しいと踏んでいたのですが、魔族ですか……。厄介な物が住み着きましたね……。」


 すんなり助けてくれる。と思ったが、そうはいかないみたいだ。

 魔族というものはA級冒険者でもここまで考えるほどの相手だということか……。

 それをいつか倒せとか、あの女神何言ってるんだか……。


 俺は呆れ、ムイは無表情、そして炎帝は指を顎に当てて考えてる中、店員がボソッと言葉を発した。


 「炎帝もこんなものか……。」


 「!! おい、お前誰に向かって言ってるのかわかってるのか? あの炎帝だぞ!! お前らの街を守ってやろうと考えているこの俺だぞ!! 俺がいなくなったらこの街は終わりだ。それに、この俺が魔族なんかに負けを取るわけないだろ!! 舐め腐りやがって!!」


「おお。いいきったね。いやー。中々面白い展開になってきたね。ちょうどこの時期にお店開いて良かったな〜。」


「おいおい、ずっとここで甘味処してたんじゃないのか? こんなに美味しいんだから、もっと進出すればいいだろ!!」


「色々と事情があるんだよ。それよりも早く注文してくよ。糖分取らないと喧嘩っ早くなるからな。」


「たしかにな!!」


ということで、注文をするのだが、肝心のメニューは、店主のおすすめにしといたので、何が出てくるのかさっぱりわからず、ドキドキだ。


「たしかにここの看板は分かりずらいな。ムイさんも、そう思いますよね?」


「そんなことないー。それに、私たちだけ知ってるのもまたいい?」


「たしかにそれは言えてますね。俺ほどの冒険者は歩くだけで迷惑がかかるので、これぐらいゆっくりとできるところないですからね。」


「へっ。A級冒険者ごときがよく言ってるな」


「おい、店主。さっきから随分と舐めた態度を撮るじゃないか。A級冒険者というものがどれぐらいすごいのか知っているのか? 現役A級冒険者は100名しかおらず、しかもその上のS級冒険者にたってはたったの10人だ。それほど高冒険者である俺をよくそんな軽口を言えたもんだな。ムイさんもいるので不問にするが、次回あったら覚悟しておけよ!!」


「へいへい」


「調子に乗るな!!」


炎帝は怒りに任せ拳を机に叩きつけると、机はそこを境目に割れ、辺りに散乱する。

このカウンターはもう使えないとわかるほどだが、幸いにも隣にいた俺まで被害はない。

高ランク冒険者が短期が多いイメージがあったが、予想通りでなんか虚しい気もするが……。


「はぁ。バカがまたひとつ壊しやがったか……。これ直すのめんどくさいんだぞ!! はぁ。リペア。」


「?!」


これは現実なのか?

俺はほっぺを1度つねるがしっかりと痛みが走る。こんなことありえない……。

先程破壊されたカウンターが時間が戻っていくかのように直っていく……。

だが、いちばん驚いていたのは俺じゃなかった。

そう、カウンターを破壊した張本人、炎帝だったのだ……。


「ありえない、ありえない……。馬鹿な……。この魔法は、魔術の最高峰と言われるあの方が使うと言われ……。いや、こんな所にいるはずがない……。一体……。いや……。」


 先程までいきがっていた炎帝だが、冷や汗をかき、一点を見つめながら動揺している。

 そんな様子を見ながら、カウンターのおじさんはにこやかにカウンターが元どうりになったかチェックをしているが、一体何者?!


「炎帝慌てすぎー。もしかして、相手が誰だかわかってなかったのー? S級冒険者、原物だよー。」


「原物……。想像と破壊の使者と言われるあの……。」


「そうだよー。ねっ。ミライおじさん。」


「せっかくいいところなのに閉まらないじゃないか。それにしても、話題のA級がどれ程のものかと思ったが、器がちいせえな。最近のらりくらり色んな場所に行ってあまり手伝えてなかったが、こいつが代わりにやってるのか?」


「そうー。最近はそんなに難しい依頼もないみたいだからねー。それに、私も冒険者になっちゃったし、その後は知らないけどー。」


「そうか……。とりあえず時間が出来たらまた顔みてに行くわ。」


「私いないけどねー。」


「そうだったな!!」


なんか盛り上がってるところ悪いけど、S級冒険者って言いました?!

しかも、炎帝の解説によるとたったの10人しかおらず、ムイとも仲がいい。

 よし!! これは頼むしかないな!!

 正直いって、炎帝の性格的に頼まないとだけど、嫌だなって思っててたところだったからマジで助かった〜。

 少し変わってる方だけど、この人なら安心!!


だが、帰ってきた返答は想定外のものだった……。

月水金更新予定

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