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第25話 冒険者ギルドへ

25 冒険者ギルドへ


 「街が違うとギルドの中もガラリと変わるもんだね·····」


 「そうなんだよ。ここは商人の街だから商業ギルドが栄えてる分冒険者ギルドはあまりね·····。まぁ、大きさだけはほぼどこも統一されてるから分からないけど、中身を見ると本当のことがわかるからね。」


 「シアは色んなギルドに行ったことあるの?」


 「もちろん。あっ。これ以上待たせても悪いし、また後でこの話はしよっか。」


 「うん」


 「ユイが嫉妬してるの発見ー!! シアに取られちゃうのが嫌なの?」


 「そんなことないし。」


 「商人さん待ってるから早く行くよ!! ほんとみんな武蔵に惚れてるんだから!!」


 「「惚れてない!!」」


 商人に若干笑われながら、入口近くから歩き受付嬢のところまでやってきた。

 ほかの冒険者と思う人々は誰1人いないのでめんどくさい事にならなくて済むが、多いところだとね·····。俺だけ男だから色々とね·····。


 「すみません、クエストの完了お願いします。こちらがクエストの紙になります。」


 「ありがとうございます。では確認致しますね。そうですね。後ろの5人の方々が今回のクエスト受注者でお間違いないですか?」


 「はい!!」


 「では、冒険者の方々は1人ずつギルドカードの提示をお願いします。」


 「「はい!!」」


 俺たちが受付嬢にカードを渡すと、受注する時と同様クエストの紙とギルドカードを照らし合わせ、魔法が生じる。これを5人全員分終わらす。


 「はい。クエスト完了致しました。では、商人さんまたの発注お待ちしております。」


 「はい。みなさんも本当にありがとうございました。私はミシッミという服屋など取り扱っているお店をやっておりますので是非お時間がある時にいらしてくだしいね。」


 「「はい、ありがとうございます」」


 そこで商人とお別れをするが未だに俺たちはクエスト完了のお金が貰えていないのでここで待っている。

 普通ならクエスト完了と共にお金が発生するとラノベで読んだがこの世界は知識が全て当てはまるということでは無さそうだ。

 商人がギルドから出た後受付嬢から声がかかる。


 「では、クエスト依頼料1人銀貨1枚です。お受け取りください。続いてなにか換金するものはございますか? こちらで対応できますので」


 「「·····」」


 「? ありますか?」


 えっ。誰も反応しないの?! 俺が今受付嬢といちばん近いから対応するってこと?! なんか緊張する!!


 「あるはあるのですが、ここの机の上に置けないほどあるからどこに置いたらいいかな?」


 「そうですね……。それでは解体場に案内しますので着いてきてください!!」


 「「はい!!」」


 受付嬢は1度俺たちのところに来た後仕切りされていない細い道に入っていくので俺たちはその後をついて行った。

 少し薄暗いが、50mほど進むとそこに巨大な部屋が突如現れる。

 そこには黒髪の男が剣の素振りを何度もしていて全くこちらに気づいた気配は無い。

 半袖で腕の筋肉が見えているがガッツリ付いていてそこらの冒険者と何も変わらない。

 ·····。あれが解体人だよね·····。

 やっぱり現実は全く想像ができない·····。


 「カリアさん!!」


 「?! あんっ。なんだ冒険者共を引き連れて。俺はあくまで解体人だ。冒険者の呼び込みなんて受けねぇぞ!!」


 「そうじゃなくて、解体を頼みに来たんです!! そもそも、あなたはギルドの解体人で冒険者ではありません!! 冒険者登録もしてないではないですか!!」


 「そうだったな」


 頭をボリボリとかきながら返答するカリア。だが、俺たちの存在に気づくと目の色が変わる。


 「おお!! こんなにべっぴんさん連れてきて。すまん、すまん。俺のお嫁さんを選ばせてくれに来たのか!! ほんとあんたはよくやるな!! よし、どの子にしようかな?」


 「ギルマスに訴えますよ·····。ほんとに!!」


 受付嬢がカリアさんにそう伝えながら過ごし冷たい目をしている。目を細め何やら女性にしか出せない黒いオーラが出ているような感じだ。

 それにしても、本当に変わってる。初めてあった女性にあんなことを言うなんて·····。

 やっぱり俺が行くところおかしいんだ·····。

 あの街が悪いんじゃなかったのかもしれない。と初めて感じる瞬間だった。


 「ねぇ、本当にこのギルド大丈夫なの?」


 「1度立ち入っただけだからよく分からないけど、なんかダメそうだよね……。とりあえず、換金だけやってさっさとでちゃおっか。」


 「賛成。ほんと無礼な男。少し武蔵を見習うべき。」


 「やっぱり武蔵のこと気にいってるんだね」


 「口が滑っただけ !! あっ。なんでもない!!」


 「ユイ可愛い!!」


 「すまんが勝手にやり取りしないでくれ。ふたりで話してもつまらないだろ。」


 「酷い。私がいなかったら誰もあなたのことを気にもかけなかったのに。」


 「それは悪い、悪い。そこの4人の嬢ちゃんもからかって悪かったな。もし俺のことを好きになってもそれはごめんだぜ。俺はこの受付嬢の旦那なんだ」


 「「·····。えっ。」」


 「はっはっは!! やっぱりこの驚いた顔は最高だな!! よし、狩った魔物を見てくれ!! 収納バック持ちだろ。どんな魔物か見せてくれよ!!」


 「武蔵·····。」


 「はい」


 呆れながら言うシアに返答し、俺はゴブリン20匹、オーガ3匹、トロール3匹を出す。

 最近知ったのだが、手をかざして収納魔法から出すイメージをすると収納魔法からいっぺんに出せるみたいだ。

 ということで今回もそれをしたのだが、受付嬢、そしてカリアさんは口を開けたまま呆気に取られていた。

月水金更新予定

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